GoogleがAndroidのOSバージョンのシェアを公開しました。
ちょうどリリースから1年が経過したLollipop(Android 5.0/5.1)のシェアが33%に達したそうです。
Android 5.0/5.1 Lollipopが普及期に
このシェアは、販売された端末ではなく、使われている端末(Google Playにアクセスした端末)の数で算出されています。
Lollipopのシェアは昨年9月の時点では20%を超える程度でした。
それが、この3か月で一気に33%まで達したことになります。
現在売られているスマートフォンをみてもほとんどがLollipopであり、普及期に入ったことがうかがえます。
いまだに首位はAndroid 4.4 Kitkat
しかしながら、Lollipopはまだ首位ではありません。
いまだにシェア1位はLollipopの1世代前のAndroid 4.4 KitKatです。
Kitkatのシェアは36%だそうなので、次の統計ではLollipopが首位になるかもしれませんね。
依然として最新OSへの更新が遅く、セキュリティ上の不安が大きいAndroid
iOSやWindowsに比べてAndroidは新しいOSへの更新が遅いといわれています。
たとえばiOSの場合、リリース後2日でシェアが21%を超えています:
Lollipopが9か月かかったのと対照的です。また、最新のAndroid 6.0 Marshmallowのシェアは現状ほとんど0です。
これはセキュリティ上重大なリスクを抱えていることになります。現状シェアが1位のKitkatには既知の問題が存在しており、そのまま使い続けるのは危険です。
また、一時話題になったstagefright問題はほぼすべてのAndroid端末に存在していたにも関わらず多くの端末で放置されています。
NexusシリーズやSamsungの端末、それにBlackBerryのAndroid端末(Priv)は頻繁にOSのアップデート(セキュリティーパッチ)を配信することを約束していますが、ほとんどの端末メーカーは作りっぱなしで放置しているのが現状です。
AndroidはスマホのOSの中で最もシェアが高いOSなので、世界中が危険な状態といっても過言ではありません。何とかこの状況を打破する施策をだしてほしいのですが。。。
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