BlackBerryといえばキーボード付きのビジネスに向いたスマートフォンの代名詞でした。
そんなBlackBerryが自社によるスマートフォン開発を中止することを発表しました。
一つの時代の終わりを感じますね。
一時はスマートフォン市場を独占していたBlackBerry
BlackBerryは一時はスマートフォン市場を独占するほどの勢いがありました。
2009年には50%のシェアがあり、そのころにはビジネスといえばBlackBerryという雰囲気がありました。
それが、iPhoneやAndroidスマホの台頭によりシェアを急激に落とし、2013年のシェアはわずか3%となってしまいます。
Android OSを採用した端末を開発するも鳴かず飛ばず
元々BlackBerryは独自のOSを採用したスマートフォンを開発していました。
しかしながら、端末販売の低迷から、Android OSを採用した端末を開発します。
2016年はBlackBerryがBlackBerry OSを捨てAndroidに完全移行?
これまでかたくなに独自のOSを使ってきたBlackBerryが2015年に初のAndroid搭載スマホ BlackBerry PRIV を発売しました。2016年はこの動きを一気に進め、完全にAndroid一本に絞るようです。CES2016...
もちろん、ただのAndroid端末ではなく、セキュリティの高さをアピールしたものとなっています。
しかし、この大きな変更も不発に終わり、端末販売は低迷したままとなります。
セキュリティの高さを売りにしたソフトウェア開発に注力
そこでBlackBerryはスマートフォン開発にかかる費用をすべてなくしソフトウェアの開発に注力することにしました。
同社の持つセキュリティの高さを売りにしたソフトには一定の評価があり、そちらに注力した方がいいとの判断なのでしょう。
一時代の終わりはさみしい、多様性が失われていく
BlackBerryの端末開発終了は、一時代の終わりを示しているのでしょう。
各社がスマートフォンのあり方について模索していた時代が終わり、ある程度スマートフォンというものの型が決まったのだと思います。
もはや端末開発では収益が上がらないというBlackBerryの判断はおそらく正しいのだと思います。
スマートフォンの時代の変遷を見てきたものとしては正直さみしいところもありますが。。。
コメント