Huawei Mate9に買い替えた動機の1つがカメラの画質でした。
もしカメラの画質がいまいちだと買い替えた意味の半分ほどがなくなってしまいます。
が、この心配は杞憂でした。十分高画質です。まだあまり多くの写真を撮っていませんが、ちょっと気になる点も含めて、軽くレビューです。
猫が逃げないシャッター音
まずはうちの猫の写真です。
ブログに載せるためにサイズがかなり小さくなっていますが、毛の先まで十分きれいに写っていることがわかるかと思います。2,000万画素のモノクロカメラでしっかり細部まで解像しているためでしょうか。
猫撮影において特筆すべきはシャッター音です。ASUS ZenFone Selfieを含め、スマホのシャッター音は結構派手なものが多いです。寝ていたりリラックスしている猫を撮影する時に大きなシャッター音がすると起きたり逃げたりしてしまうのですが、Mate9はひそやかです。
どうやら、カメラ開発で協業したライカのカメラのシャッター音を再現しているとか。どうりで奥ゆかしいはずです。
ワイドアパーチャモードも面白い
Mate9では2つのカメラを利用してフォーカスや絞りを後から変えられる「ワイドアパーチャ」モードを搭載しています。
これを使うとスマホで一眼レフ風の写真が撮れます。
まだ深くは試していませんが、とりあえず一枚。
コンテストに応募するとかでなければ十分な効果がえられるのではないでしょうか?花も青空も色がきれいに写り、背景がぼけています。
画面オフやロック画面からすぐにカメラ撮影可能
シャッターチャンスが訪れた時にすぐに写真を撮りたいことがあります。
スマホのロックを解除して、カメラを起動して、とやっているとそのシャッターチャンスを逃してしまいます。
Mate9には画面オフやロック画面から直接カメラを起動して写真を撮影するきのうがあります。
やり方は簡単で、音量ボタンの下を2回押すだけ。早速やってみました。面白いことに、撮影後に「0.7秒」と表示されます。おそらく、下ボタンを2回押してから0.7秒ですぐに撮影しましたよ!ということなのでしょう。
・・・梅の花を撮影したのですが、いまいちですね。空の明るさに引っ張られて暗くなってしまいました。
撮影結果は運試しなところはありますが、いざというときは使える機能なので覚えておいて損はありません。ちなみに、設定からこの機能を殺すこともできます。
ナイスフードモードはやりすぎか。。。
また、様々な撮影モードが用意されており、その中に食べ物を写すのに適しているという「ナイスフード」モードがあります。
なぜか標準では存在せず、画面左からスワイプして表示される「モード」の「その他」から追加しなくてはいけません。
このモードを使ってすき家の牛丼を撮ってみました。
うーん、ちょっとやりすぎでは?全体的に赤とか黄色が強調され、ハイライト気味になっているようです。
これがすごくおいしそうかというと、、、食べ物や場面を選ぶかもしれません。
(追記): ナイスフードオフでの写真も撮ってみました。目で見た色にかなり近い写真となっています。こっちの方が好ましいような?
ちょっと気になる点も
また、使っているうえでちょっと気になる点もあります。
絞りが変えれない
Mate9には写真に詳しい人にうれしい「PROモード」という機能があります。このモードでは測光、ISO、シャッター速度、露出、オートフォーカスモード、ホワイトバランスといった項目を自由に設定して撮影ができます。
普通のスマホでもこれらの項目をいじることはできるのですが、別画面に写らないと変えれなかったり、積極的に変える気が起こりません。
Mate9では画面にオーバレイする形で設定が表示されるため細かな調整がしやすいです。
が、なぜか設定の中に「絞り」がありません。。。普通の一眼レフやミラーレスであれば絞りがいじれるのは普通なのでなぜMate9ではできないのか不思議です。
カメラを起動しなおすと設定が戻る
PROモードで変えた項目はできれば保存しておいてほしいのですが、カメラを起動するたびに元に戻ってしまいます。
ISO、シャッター速度とかがAUTOに戻るのはいいのですが、たとえば測光モードは元に戻してほしくないです。
保存というよりは、デフォルトを変えたい、の方が正しいかもしれませんね。
(追記): B170のアップデートで改善されたかもしれません。→やっぱり駄目でした
PROモードでは連写ができない
Mate9では一秒間に20枚ほどの高速連写が可能です。表情や動きを頻繁に変える猫を撮影するのにはありがたい機能なのですが、なぜかPROモードでは連写が不可能になります。
シャッター速度を変えると連写が遅くなるからやりたくないのでしょうか?これはぜひ改善してほしいです。
カメラの消費電力が表示されない
別の記事で、Mate9には各ハードやアプリの消費電力が個別にチェックできる機能があると書きました。
なぜか、カメラの消費電力が「消費量レベル」に表示されません。カメラの消費電力がそれほど小さいようには思えないのですが。。。
画質も使い勝手もよく、非常に「使える」カメラ
細かい不満点はありますが、カメラとしてのできはハード/ソフト両面で非常にいいように感じました。
散歩や街歩きではもはや単体のデジタルカメラはいらないかな?と思います。
またいろいろ撮影して感想を書きたいと思います。
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