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LG の X Screen の常時点灯ディスプレイはバッテリー寿命にむしろ好影響?

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LGが MWC 2016 で発表する新しいスマートフォンの中に常に表示を続けるサブディスプレイを持つ “X Screen” と呼ばれるスマートフォンがあります。

直感的にはディスプレイを常時転倒させておくとバッテリーの持ちが悪くなりそうですが、むしろバッテリーの持ち時間を長くする可能性もあるそうです。

それはなぜなのでしょうか?

LG X Screen のスペック

LGのX Screenはスマートフォンとしてはミドルレンジからローエンドよりのスマートフォンです。

主なスペックは以下のようになっています:

CPU 4コア@1.2GHz
ディスプレイ 4.93インチ 1280×720ピクセル + 1.76インチ 520×80ピクセル
RAM/ROM 2GB/16GB
OS Android 6.0 Marshmallow
カメラ 1300万画素+800万画素
サイズ 142.6 x 71.7 x 7.1mm
バッテリー 2,300mAh

特徴は何といっても1.76インチのサブディスプレイの存在です。

このサブディスプレイはスリープ中も常に表示を続けるそうです。そして、日付や時刻、バッテリーの残容量、通知等をスマートフォンをスリープから起こすことなく確認できるそうです。

バッテリーへの影響は?

便利そうに見えるサブディスプレイですが、気になるのはバッテリーへの影響です。ディスプレイによる電力消費はスマートフォンのバッテリー消費の上位にあり、それが常時点灯となった時の影響は気になります。

しかし、Android Centralによると、このサブディスプレイの存在がバッテリー持ち時間を長くする可能性があるとのことです。

多くの人はスマートフォンをスリープから解除するとき、そのまま使い続けるよりも、ちょっと時刻や通知を確認するだけのことが多いです。

しかし、その時スマートフォンの内部ではCPU等がスリープから解除され、多大な消費電力が発生します。

それに対し、常に時刻や通知を表示しているサブディスプレイがあればスマートフォン自体は低消費電力に保ったままにできます。また、サブディスプレイ自体は小さく解像度は低いです(X Screeの場合は1.76インチ 520×80ピクセル)。これを駆動するための電力は小さく、結果として全体としては電力的に得になるとのことです。

電子ペーパーとかを使えばさらに低消費電力にできるかも?

LG X Screenに搭載されているサブディスプレイは「LCDサブディスプレイ」と呼ばれていますので、おそらく通常の液晶ディスプレイであると考えられます。

これを電子ペーパーとかにすればさらに低消費電力にできるかもしれませんね。すると今度は暗いところで確認できないとかの問題がうまれるのかもしれませんが。。。

昔の日本の折り畳み式のガラケーはサブディスプレイを持つのが当たり前でした。それが今度はスマホにやってくるというのはなかなか面白い事態です。日本が昔培った技術を生かしてほしいですね。

追記:上位のハイエンドモデルであるLG G5にも同様の常時点灯ディスプレイが搭載されており、1時間で0.8%しかバッテリーを消費しないそうです

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