MVNOのロケットモバイルから料金の安さで勝負する料金プランが登場しました。
電話番号つきで948円からという安さをアピールしています。
原価割れギリギリを主張してある意味背水の陣です。
「原価ギリギリ」で提供するとうたうプラン
新しく追加された料金プランは原価割れギリギリの料金であることを売りにしています。料金は月当たりの通信量によって変わり、以下のようになっています:
月当たりの通信量 | 料金(ロケットモバイル) | 料金(DMMモバイル) |
0GB(200kbps低速) | 948円 | 1140円 |
1GB | 1250円 | 1260円 |
2GB | 1300円 | 1380円 |
3GB | 1400円 | 1500円 |
5GB | 1800円 | 1910円 |
7GB | 2400円 | 2560円 |
例によって業界最安をうたうDMMモバイルと比較してみました。すべての価格帯でロケットモバイルはDMMモバイルよりも安い料金設定となっています。
確かに「原価割れギリギリ」のプランなのかもしれません。音声通話プランはMNPにも対応するそうです。
余談ですが、@モバイルくんの最安プランは500MBで800円です。これはすでに原価割れしているのでしょうか?だから新しい料金プランを作って実質値上げした?
6か月間500円引きのキャンペーン中
この新しいプランのリリース記念として、6か月間料金が500円引きになるキャンペーンを実施しているそうです。
条件は、7月25日~8月31日までに0GBの音声SIMプランあるいは2GBの音声SIMプランを申し込むことだそうです。原価割れどころか赤字でしょうね。。。
ちなみに、当初は2GBのプランのみこのキャンペーンの対象だったそうなのですが、ポケモンGoの登場にあわせて0GBのプランもキャンペーンの対象としたとか。すごい影響力です。
話し放題プランや家族割引を検討中
そのほか、今後の施策として、
- 話し放題プラン
- 家族割引
- プレフィックス型の通話(050?)
を計画しているそうです。
通話料定額は最近の流行でもあるので、そこにしっかり乗ってくるようです。
やはり値下げ競争は限界にきている
今回のリリースで分かったことは、やはりMVNOの料金値下げ競争は限界にきているということです。
MVNO自らが「原価ギリギリ」というほど、もはや基本料金だけではもうけが出ない状況となっているようです。
後発となると料金で勝負するか、特色あるサービスで勝負するしかないのでしょうが、今回のロケットモバイルの発表は残念ながら前者のようです。
料金値下げで勝負をしていると業界全体が疲弊し、結果的に消費者が損をすることになりかねないので、ぜひ特色あるサービスの方で勝負していってほしいものです。
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