TSUTAYAがトーンモバイルというMVNOを開始しました(ホームページ)。
端末とサービスがセットになっており、かつ料金プランが1種類だけなのが特徴です。月額1000円で通信し放題とか。この時の通信速度は500~600kbps程度だそうです。この料金にはIP電話の契約料金も含まれているようです。
また、高速通信を可能にするチケットもあり、1GBあたり300円だそうです。
SIMだけの契約はできず、必ず端末を買わなくてはならないも特徴で、価格は24000円。2年分割で毎月1000円、通信料とあわせて2000円ですよというわかりやすさをおしているようです。
端末自体はフリービットがPandA 3rd Lotとして出していた端末と同一で、
- ディスプレイ:5.5インチ、960×540ドット
- CPU:1.3GHz クアッドコア
- メモリ:1GB
- ストレージ:4GB
- バッテリー:2500mAh
- カメラ:800万画素
- OS:Android 4.2.2
というスペックです。なぜかハイレゾ再生プレーヤーがプリインストールされているそうです。外部USB DACとつなげて出力できるとか。
TSUTAYAと連携しているので、料金でTポイントがたまったり、毎月CDやDVDを1枚無料レンタルできるとか。
MNPも可能で、月額953円で090/080/070の番号がもらえるそうです。
わかりやすい料金や、TSUTAYAの店舗をいかした契約/MNPへの対応はいいのですが、端末が選べないうえに中途半端にしょぼいところがつらいですね。ただ、500kbps使いたい放題で月々1000円というのは魅力的かもしれません。500kbpsあればそれなりに使えますしね。
でもやっぱり端末が残念です。ハイレゾ音源の対応はいいのですが、どう考えても本体のヘッドホン端子はしょぼいでしょうし、内部ストレージも4GBしかない。SDカードで増やせるとはいえ、ハイレゾ再生したい人が果してこの端末に触手を伸ばすのだろうか?スペックもしょぼいのに重量が189gもあったり。
どうせなら、TSUTAYAからハイレゾ音源を定額で配信できるとか、そういった思い切ったサービスをしてくれると需要があると思います。
また、ぜひとも端末持込みでのMNPを考えていただきたいですね。それがあれば、500kbps使いたい放題に魅力を感じる人もいると思うのですが。
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