Echo Link Ampを買ってからなかなかいい音楽ライフを満喫していましたが不満がないわけではありませんでした。だましだまし使っていたのですが、とうとう堪忍袋の緒が切れました。後継としていろいろ検討しましたが最終的に購入したのはSonos Ampです。
(追記): 届いたのでファーストレビューを書きました
Sonos Ampに関するその他の記事は下記のカテゴリーを参照ください。
Echo Link Ampの良かったところ悪かったところ
では、具体的にEcho Link Ampの良かったところと悪かったところをまとめていきたいと思います。
良かったところ
電源を入れる、入力を選択するという概念が必要なかった
一番お気に入りだったのはこの点です。
Echo Link Ampには普通のアンプには必ずある電源ボタンや入力切替スイッチがありません。
どうなっているかというと、常にEcho Link Amp自体はスタンバイ状態になっており、何らかの音声入力が入ると自動的に電源が入る仕組みです。そして、音声入力が途切れて15分ほど経つと自動的にスタンバイに戻ります。
入力切替も自動で行われます。ストリーミング再生→光/同軸デジタル音声入力→アナログライン入力(RCA)の順に優先度がついており、より上位の音声入力が入るとそちらに勝手に切り替わります。
これらの仕組み、普通のアンプを使っていると変わった仕様なのですが、慣れてしまうと非常に便利です。Amazon Musicを再生する、テレビをつける、外部のプレーヤーをつけるという動作をするだけ音が出ます。
当たり前のことなのですが、このことが今までのアンプはできていなかったとも言えます。むしろ、他のアンプもこの仕組みを学ぶべきかと。
Amazon Musicとの親和性が高い
Amazon謹製のデバイスなのでAmazon Musicとの親和性が高いです。
Amazon Musicアプリから直接キャストできますし、Amazon Music HDにも対応しています(ハイレゾは非対応でCD音質までのようですが)。
今までデノンとかパイオニアのネットワーク付きアンプを使ってきましたが、どうもHEOSとかのアプリはAmazon Musicを使いこなしづらく。。。
音が悪くはない
Echo Link Ampに搭載されているのはデジタルアンプですが、音が悪いということはありません。
すごくいいとは言いづらいですが、普通に使っている分には問題ないレベルです。
入出力が意外と充実している
小さいアンプですが意外と入出力が充実しています。
- 入力
- 光デジタル入力
- 同軸デジタル入力
- アナログ入力
- 出力
- 光デジタル出力
- 同軸デジタル出力
- アナログ出力
- サブウーファー出力(クロスオーバー設定機能あり)
特にこのクラスで光デジタル出力と同軸デジタル出力を持っているのは珍しいかと。
私はサブウーファーを使った2.1chにしているのでサブウーファー出力があってクロスオーバー設定機能もあるのはありがたいです。
悪かったところ
ボリューム調整がめんどくさい
これが一番の不満点です。
ボリューム調整は本体のボリュームノブをひねるか、Alexaアプリから行うか、Amazon Musicから行います。
このデバイスの特性としてはアプリからやりたいところですが、AlexaアプリからEcho Link Ampの設定にたどり着くまでには結構何回も画面を切り替えていく必要があります。しかも、時々ボリューム調整が消えます。
どうも、Amazon Musicを再生しているときはボリューム調整が出るのですが、そうでない場合(デジタル入力やライン入力)は消えることがあるようです。常に消えるわけではないのですが、何が原因かもわかりませんでした。。。
たとえばテレビをつけた時にボリュームが大きすぎて音量を下げたいとき、わざわざ立ち上がってノブを回すのは面倒です。テレビのリモコンで帰れるわけでもなく、アプリは不安定なので他に手段がないのですが。。。
入力の優先度を手動で決められない
スピーカーに出力する入力を自動で切り替えるというコンセプトは私は好きです。
が、優先度を固定にしてしまったのは愚策かと。
人によってストリーミング再生、デジタル入力、アナログ入力の優先度は違うはずで、それをなぜ固定にしてしまったのかと。
片手落ち感が否めません。
Echo Link Ampの後継候補だったアンプたち
いざ買い替えようと思ったときにEcho Link Ampが非常に便利だったので迷いました。以下はSonos Amp以外の候補たちと候補から外した理由です。
私の選定要件としては、
- テレビをつけると自動的にアンプもつく
- テレビのリモコンでボリューム調整できる
- サブウーファー出力がありクロスオーバー周波数の設定ができる
- Amazon Musicが便利に再生できる
- ハイレゾ対応
- できれば小型で目立たない
といったところです。
マランツ M-CR612, デノン PMA-150H
小型なのに音質が良いと評判のアンプです。
光デジタル入力の1つがテレビに対応していて、この入力につないだ音声が流れてくるとアンプが自動的についてこの入力に切り替わります。また、テレビのリモコンの出力を学習し、ボリューム調整などに割り当てられます。
なので、テレビ対応は申し分ありません。
しかしながら、サブウーファー出力はあるもののクロスオーバー周波数は設定できないようです。サブウーファー側は自前で設定できますが、2chのスピーカー側が設定できないのはちょっと。。。
どちらもとにかく全部入りに近いような機能を持っていてかつ小型でよかったのですが、この一点で候補から外れました。。。
PMA-150Hについては最後の最後まで候補だったのですが。。。
マランツ NR1200
マランツのHDMI入力がついたプリメインアンプです。
HDMIがついているので当然テレビとの連動機能はついています。
が、AVアンプみたいな顔をしているのになぜかこの機種もクロスオーバー周波数の調整機能がない。。。そこまでAVアンプっぽいならそれもつけてほしかったのですが。。。
また、サイズが結構大きいのも選定から外れた理由です。
AVアンプ
AVアンプも結構有力な候補でした。特にデノンのAVR-X1600Hには惹かれていました。
AVアンプなのでテレビとの連動は完璧ですし、拡張次第でサラウンドにも対応できます。また、当然クロスオーバー周波数への対応も完璧です。
が、とにかくどれも大きい。多チャンネルのアンプを持っているから当然かもしれませんが、不思議なことにデジタルアンプを積んだAVアンプってないんですね。そのせいか小さいAVアンプは存在せず、どれもかなり大きいものになっています。
大きくて物量つんでる感がないと売れないのですかね?
オンキョーが最近の発表会で手のひらサイズのAVアンプというコンセプトを出していましたが、個人的には賛成です。
そんなわけでSonos Ampを注文
最終的に注文したのはSonos Ampです。
私の選定に要件について考えると、
- HDMI入力があるのでARC対応のテレビとの連動は完璧
- サブウーファー出力があり、クロスオーバー周波数が設定できるどころか、位相まで設定できる
- Amazon Musicにも対応
- かなり小型で目立たない
ということでほとんど満たしています。
唯一満たしていないのはハイレゾです。ハイレゾ再生には全く対応していないですが、ここはライン入力にRaspberry piのI2S DACをつなげばいいかなということで不問としました。
値引き率が低いのが難点ですが、最近は直売サイトやAmazon以外の店でも売り始めたので、PayPayモールのキャンペーンやAmazonのセールと絡めると意外とお得に買えます。
PayPayを狙うならPayPayモールのひかりTVショッピングがお勧めです。私もここで買いました。
到着次第レビュー予定
そんなわけで注文してしまいました。
Sonos Ampについては日本ではあまり個人の人が行っているレビューがないので少々不安がないではないですが、海外ではメジャーなブランドなので信じたいところです。
到着次第開封の儀を含めレビューしていきたいと思います。
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