肩こりの改善にはキーボードの打ち方改善が効果的です。鍵盤(キーボード)を大量に打つピアニストに学びましょう。記事はこちら。

Sonos ArcとSonos Subを買ったのでレビュー~Arc単体の主にテレビと接続した際の感想編

Sonos Arcの背面端子とボタン Sonos Arc

前回のオーディオ機器としてSonos Arcを使ったレビューに続き、今回は主にテレビと接続した際の感想を書きたいと思います。前回書くのを忘れたことについても書いていきます。

よかった点

まずはよかったこと編です。

テレビの音質は確実にアップ

テレビの音質は、やはり、テレビ自体のスピーカーに比べて大幅にアップします。

人の声が聞き取りやすいのはもちろん、今まで聞こえなかったような音も聞こえて、大満足です。

テレビが薄型化されてスピーカーがしょぼくなっている分、余計にありがたさが感じられます。

映像作品では意外と低音が出る

意外だったのは、音楽を再生したときよりも映像作品の方が低音が出るという点です。

よほど腹に響くような低音が必要でなければこれだけでも十分かもしれません。

さすが11個ものスピーカーを内蔵しているだけのことはあります。

テレビの起動直後から音が出て、音量が変えられる

私が以前使っていたテレビにつなげられるオーディオ機器(パイオニア SX-S30)では、テレビをつけた後しばらくしないと音がSX-S30側から出てこず、かつテレビのリモコンを操作してもボリュームが変えられませんでした。

これに対して、Sonos Ampもそうだったのですが、Sonos Arcはテレビをつけた直後からサウンドバーの方から音が出ますし、テレビのリモコンでの音量調整もすぐに可能です。

地味ですが非常にありがたいポイントといえます。

消費電力も待機時消費電力も低い

消費電力を計測したところ、待機時は3.5Wほど、音を出しているときは8.5Wほどでした。

これは、Sonos Ampよりも低い消費電力です。

オーディオ機器はそれほど消費電力を気にする必要はないとは思いますが、やはり低い方がありがたいです。

いまいちな点

続いていまいちな点です。

MPEG2-AACに非対応

いろいろなところでいわれていますが、Sonos Arcは日本の地デジやBSで使われている音声フォーマットのMPEG2-AACに対応していません

このため、テレビの音声をSonos Arcで出すには、テレビ側でPCMに変換する必要があります。

しかしながら、テレビ側ですべてPCMに変換してしまうと、Amazon Prime VideoなどでSonos Arcに対応するサラウンドの音声フォーマットが来てもPCMで再生されることに。いちいち切り替えるのも面倒です。

なお、一部でSonyのテレビであれば「オート2」に設定すればOKという話がありますが、これは半分嘘です

このモードは、2chの音声はPCMに、サラウンドはそのままSonos Arcに流すという設定なのですが、放送されている番組がすべてPCMなのであればこれでOKです。Prime Videoなどのサラウンド音声はそのままSonos Arcに渡してくれます。

しかしながら、実は地デジやBSのなかにはサラウンドで放送しているものがたまにあります。たとえば、NHKのクラシック番組やスポーツ番組です。

こういった放送の場合、オート2だとやはりMPEG2-AACがSonos Arcにそのまま流れ、音声が出ません。

Sonos Arc側で対応してくれると良いのですが、ライセンスか何かの問題で難しいのでしょうか?

ボリューム設定がテレビ、音楽、スマートスピーカーで共通

Sonos Arcが対応している音楽ソースはいろいろあるのですが、ボリューム設定は1つしかありません

このため、たとえばクラシックなどの音量の小さい音楽を聴いた後でテレビをつけるとえらく大きな音で再生されます。

また、ロックなどの大きな音の音楽をかけているときはAlexaが小声で、クラシックの時には大声で答えます。

せめて、テレビ(HDMI)、音楽再生、スマートスピーカーの3系統くらいはボリューム設定を個別に持ってほしかったです。

サラウンド感はよくわからない

Amazon Prime Videoでサラウンド音声の収録された作品を観てみたのですが、Sonos Arc単体ではサラウンド感はよくわかりませんでした

確かに、ステレオ再生に比べると音場が広い感じはしますが、後ろに回り込む感じまではしません。

やはり、後ろにスピーカーがないと苦しいのでしょうか。

また、2chの放送の場合、音楽再生と同じくやはりステレオ感は低いです。

HDMI入力端子がない

MPEG2-AACの話と重なるところもあるのですが、HDMI入力端子がないのが痛いです。

テレビのARC端子にしかつなげられないので、テレビ側のスペックにすべてが依存します。たとえば、私のテレビはeARCに対応しておらず、ARCにしか対応していないため、Dolby Atmosの再生ができません。

HDMI入力端子がSonos Arc側にあれば、Fire Stickなどを刺して直接Dolby Atmosなどの再生ができますし、テレビ側の設定をすべてPCMに変換するようにしても問題ありません。

できるだけシンプルに、というポリシーなのでしょうが、ちょっとやりすぎかなという気もします。

テレビと使うときは条件がいろいろとある

テレビの音声の質がアップするのは間違いないのですが、どうもちょこちょこと気になるところがあるのは確かです。

MPEG2-AAC対応などはやはり日本のメーカーの方が安心でしょうね。

なので、サラウンド重視であればほかのサウンドバーのほうが良いかもしれません。

ただ、音質の面ではほかのサウンドバーに引けを取るものではなく、むしろ良いと個人的には思います。

どちらをとるか悩ましいところではありますが、ある程度は割り切りが必要なのでしょう。

次回はSonos Subを導入した話を書きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました