2つの異なる機器の電源を同時につけたり消したりしたい場面はよくあります。しかしながら、電源連動タップは高かったり、不必要に大きかったりします。実は最近はやりのスマートプラグで簡単に電源を連動させられます。アンプとサブウーファーで試してみました。私はプリメインアンプでやっていますが、AVアンプでも同じことができます。
電源連動タップは高かったり制限があったり大きかったり
電源を連動させる一番簡単な手段は電源連動タップを使うことです。
しかしながら、以下の記事でも紹介したとおり、機器の電流値によっては動作しなかったりします。

また、そもそも電源連動タップは意外と高いです。安くても2000円以上はします。
それでいてできるのは電源連動だけ、かつ本体もやたらと大きいです。
もう少しスマートな手段はないものかと考えた時に出てきたのがスマートプラグです。
条件を指定して電源をオン/オフできるスマートプラグ
スマートプラグというとまず思い浮かぶのがスマホやスマートスピーカーから電源ON/OFFを制御できるということではないでしょうか?
実はそれはスマートプラグの機能の1つにすぎず、もっといろいろなことができます。
今回注目するのは以下の記事でも紹介しているIFTTT(イフト)と呼ばれる機能です。

これは、平たく言うと条件に対して動作を指定できる機能です。電源連動タップも「ある機器の電源がついたらほかの機器の電源をONにする」という意味ではIFTTTの一種であるといえます。
スマートプラグはこの「条件」が充実しており、様々な条件を指定できます。また、条件が成立した時の動作も様々なものがあり、まさに「スマート」です。
実際に購入して実験してみた
とはいえ、理論上はできるのと実際にできるのは大きな差があります。購入して実験してみました。
まずはスマートプラグ選び
購入したのはこちらのスマートプラグです:
必ずしもこの機器でなくても良いですが、
- IFTTTに対応
- 電気消費量を監視できる
- Smart Lifeアプリに対応(もしくは同等の機能があるアプリ)
という条件が必要です。
(追記)上のを買ったところ、電流を条件にできないという方がいました。デバイスの仕様が変わったのかもしれません。。。
(追記2)こちらの製品は公式に消費電力で制御ができるとうたっています。今買うならこちらの方が良さそうです:

上記の製品はちゃんとPSEマークや技適認証も取っていました:

また、私は近くで使うアンプとサブウーファーを連動させるために使うので2口のスマートプラグを買いましたが、1口のものを複数購入しても良いです。
もちろん、2つの機器だけでなく、それ以上複数口分購入すればそれだけ連動が可能です。
ただし、どれも同じアプリに対応していることは必要です。
スマートプラグをセットアップ
スマートプラグのセットアップはスマホとWifi環境があれば簡単です。
まずは本体を電源に刺します:

2口で便利かと思いましたが、電話回線やLAN、テレビアンテナが一緒になっている壁コンセントの場合はそれらをふさぐ可能性がありますので注意が必要です。
スマホにはSmart Lifeアプリをダウンロードしておきます。

長くなるので省略しますが、このアプリから指示通りに進めていくとスマートプラグが追加されます:

ちゃんと2口のスマートプラグと認識されています。ちなみに、上記リンクの製品は日本語の説明書もついていました。

こんな感じで2口コンセントのそれぞれを独立して電源ON/OFFできます。タイマーもついていて、タイマーコンセント代わりにも使えます。
また、右上のボタンを押すと消費電力の確認が行えます。現在の消費電力のほか、過去の履歴も見れます:

この、「現在の電気消費量が監視できる」のが今回の電源連動のミソです。
スマートシーンで電源連動を実現
ここまで出来たら「スマートシーン」を追加することで電源連動を実現します。これがIFTTTに相当する機能です。

下の「自動化」を選びます。すると、条件およびその時の動作を指定する画面になります。

単純に電源を連動させる場合のやり方
単純な2つの機器の連動であれば、
- 条件: 1つ目の機器の電源ON
- 動作: もう一方の機器の電源ON
に設定してやると連動が実現できます。
これで、スマホから片方の電源を入れるともう一方の電源も入れるという連動が実現できます。また、スマートプラグを複数使えば、離れた場所にある機器も連動可能です。
2口のスマートプラグを買った場合はそもそも2つの口を同時にON/OFFという制御をスマートプラグのスマホアプリからできるのでスマートシーンを使う必要すらありません。
アンプの電源ON/OFFが本体のスイッチでしかできない場合はこれで十分かと思います。
片方は電源を入れたままで、もう一方を動作に合わせて連動させる場合のやり方
しかしながら、最近よくあるネットワーク経由で操作できるアンプやAVアンプであったり、リモコンで操作できるタイプのものだとこれでは困ります。
スマートプラグのON/OFFは電源をコンセントに刺したり抜いたりする動作と同じです。このため、アンプ自体をOFFにしてしまうと何もできなくなります。
もちろん、スマートプラグをONしてからスマホやリモコンで操作、というのもありですが、いまいちスマートではありません。また、ネットワーク対応のものは起動に時間がかかるものが多いです。
私が使っているアンプもネットワーク再生に対応しており、AirPlayなどで再生を始めると自動的に電源を入れることが可能です。このため、コンセントから電源を切られてしまうと困り、コンセントはオンのまま、アンプをスタンバイにする必要があります。
そこで、アンプが消費する電力で連動するようにします。リモコンにせよテレビと連動して自動的にスタンバイ解除にせよ、そのタイミングでアンプが消費する電力が変わります。これに連動してサブウーファーがON/OFFできればアンプの操作だけで済みます。
具体的には、
- アンプのスタンバイが解除されたタイミングでサブウーファーの電源が入るようにする → 消費電力が一定値を超えた時点でサブウーファーの電源を入れる
- アンプがスタンバイ状態になったタイミングでサブウーファーの電源を落とす → 消費電力が一定値を下回った時点でサブウーファーの電源は落とす
という動作にします。
監視は電流でも電力でもできますが、今回は電流にしました。閾値を調整して最終的に作成したのが以下の2つのシナリオです:


オンとオフで閾値が違うのは、
- オンの時はアンプが先にスタンバイから解除されるので、アンプのみの電流量を指定
- オフの時にアンプが先にスタンバイになるので、サブウーファーのみの電流量を指定
となるためです。これで完全にアンプのスタンバイ/スタンバイ解除に合わせてサブウーファーの電源が連動できました。
電流の値はそれぞれの環境で調整する必要があるかと思います。電流の値自体スマートプラグで測定できるので簡単です。
もっと広がる応用
今回紹介したのはアンプとサブウーファーですが、条件は動作はもっといろいろなことが指定できます。
ざっと紹介すると、
- 温度、湿度、天気に連動(所在地を指定することで自動的に情報を取得してくれる)
- 加湿器を自動的につける
- エアコンを自動的につける(スマートプラグだけでなくスマートリモコンが必要)
- 日の出、日の入りに連動
- 電撃を自動的につけて防犯対策にする
- 時間に連動
- 消し忘れを防ぐため深夜になったら電源を落とす
- SiriやAlexa, Googleホームから音声制御
といったことができます。
応用を考えると無限に広がりそうです。
スマートプラグは簡単、安いので試す価値あり
このようにいろいろなことができるスマートプラグですが意外と安いです。1口であれば1000円台、2口でも2000円台で購入できます。
私は以下のものを購入しましたが、おそらく似たような見た目のものは中身は同じです:
また、私は二口のものを購入しましたが、上で紹介した条件設定は異なるスマートプラグ間でも有効なので、一口のものを複数買っても良いです。これなら電源の場所が近くなくても大丈夫です。
単純な電源連動タップを買うのも良いですが、電流量を細かく指定できるなど、スマートプラグの方が使い勝手もよく応用範囲も広いです。試してみてはいかがでしょうか?





























































