スマートウォッチはいまだに広く受け入れられていないようです。
2016年6月~9月のスマートウォッチの出荷台数は前年同期比で51.6%も減少したそうです。
560万台から270万台への大幅減少
IDCの調査によると、2016年6月~9月に出荷されたスマートウォッチの台数は270万台と、前年同期の560万台に比べて51.6%も減少したそうです。
スマホの次はウェアラブルだ!その中でもスマートウォッチだ!といわれて久しいですが、非常に寂しい現状となっています。
Appleがトップシェアを守るも大幅減少
その中でトップシェアを走るのはAppleです。各社のシェアは以下のようになっています:
メーカー | 2016年Q3 | 2015年Q3 | 変化 |
Apple | 110万台 | 390万台 | -71.6% |
Garmin | 60万台 | 10万台 | 324.2% |
Samsung | 40万台 | 40万台 | 9.0% |
Lenovo | 10万台 | 30万台 | -73.3% |
Pebble | 10万台 | 20万台 | -54.1% |
その他 | 50万台 | 60万台 | -27.2% |
Total | 270万台 | 560万台 | -51.6% |
まず、Appleの大幅な出荷台数の減少が目立ちます。
第2世代のApple Watchの登場で買い控えがあるとはいえ、あまりにも大きな減少です。
また、Garminを除けばほとんどのメーカーは出荷台数が大幅に減っています。これはやはりスマートウォッチが消費者に受け入れられていないということなのでしょう。
スマートウォッチでなくてはならない魅力的な機能がない
確かに、スマートウォッチにはスマートウォッチでなくてはならない魅力的な機能がないといえます。
スマホの機能のほんの一部が小さいディスプレイで見れるという程度で、スマホを開けば事足りるものばかりです。
いちいちスマホを取り出さなくてもいいというメリットはありますが、依然としてバッテリーの持ちは非常に悪く、充電の手間は増えてしまいます。
カシオがスポーツ向けに特化したスマートウォッチを発表していますが、そのようなニッチな分野で需要を満たす程度しか魅力がないのかもしれません。
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果たしてiPhoneが登場した時のような革新は起こるのでしょうか?あるいは、別の種類のウェアラブル端末がメジャーになるのでしょうか?
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