長く続けてきたSonos ArcとSonos Subのレビューもこれでひとまず最後です。Sonos ArcにSonos Subを加えた状態で音を出してみました。なんというか、Arc単体で使うのと全然違います。
レビューも含めたSonos Arc関連の記事はこちらを参照ください:
SonosのハイエンドサウンドバーであるSonos Arcに関するレビュー記事です。
Sonos Subと組み合わせることでSonos Arcの音質が変わった
最初の印象は、「音が全然違う」というものです。
普通、システムのサブウーファーを加えても、低音が足されるだけでメインのスピーカーのほうに大きな変化は見られません。
せいぜい、低音を再生しないようにクロスオーバー周波数を調整することで、メインスピーカーが低音を再生しなくなり、多少音が変わる程度です。
しかしながら、Sonos Arcは違います。音がやたらとはっきり、元気になるんです。
どうも、11基あるスピーカーのうちいくつかをもともと低音再生に使っていたのが、Sonos Subによって不要になるので、スピーカーの使い方をがらっと変えているという印象があります。
おそらく自動音質調整技術のTruePlayも絡んで、積極的に音を変えているのでしょうね。
もちろん変化はいい方向に出ていて、今までどうも音が眠たくて曇っている印象があった部分が、霧が晴れたかのようにすっきりと聞こえるように。小さなスピーカーで低音をかせがなくてはいけないので、無理をしたのでしょうね。
これがSonos Arcの本気なのでは?という気がします。
上質な低音を再生してくれるSonos Sub
一方、Sonos Subから再生される低音は非常に上質です。
安いサブウーファーにありがちな、とにかく低音を出せばいいんだろ的な過剰な主張はせず、あくまで裏方に徹して必要な量の低音を必要なだけ届けてくれます。
でも、決して低音が聞こえないわけではなく、しっかりと音楽を下支えしてくれています。
サブウーファーでは難しい反応の良さもSonos Subはしっかりあり、ジャズのベースの音を聴いても遅れている感じはしません。TruePlayによる位相合わせの効果もあるのでしょうか。
かなり低い音まで出ているように感じたのですが、25Hzまで再生できるんですね。素晴らしい。
確かに筐体が全く振動しない
Sonos Subの特徴として、2つのスピーカーコーンを向かい合わせで設置することにより振動を抑えているというものがありますが、確かにその通りでした。
かなり大音量で低音を再生しても振動を感じません。
このため、床を伝わってくる振動がなく、純粋に音を楽しむことができます。
近所迷惑対策にもなるのではないでしょうか。
Sonos Arcを買ったらぜひSonos Subも買ってほしい
Sonos ArcとSonos Subを使ってみて感じたのは、技術の発展は素晴らしいということです。
以前はオーディオといえば、とにかく物量をぶち込んで大きく重くしなくてはいけないといわれていましたが、TruePlayなどの技術によりSonosはそうでなくても良い音を届けてくれます。
少なくとも私はこれまでで一番満足しました。いや、上には上があるのはわかっていますし、私が使ってきたオーディオ機器など大したことがないのも理解していますが。。。
また、Sonos ArcにはSonos Subがあったほうが良いのは確かです。音が全く変わり、満足度が全然違います。両方合わせると結構なお値段になりますが、その価値はあるかと。
ここまで来たらさらにSonos Oneを2台加えて5.1ch再生環境にするという手もありますが、私自身それほどサラウンドが効果的な映画を見る趣味がないので、今のところあまり意欲がありません。まあ、置き場所と予算の問題もあるのですが。。。
今後はSonos Arcにハイレゾ音源再生機能や3D楽曲の再生機能がやってくる予定です。
これらの機能がやってきたら試してレビューしたいと思います。
また、何か気づいたことがあれば都度書こうと思います。
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