アマゾンのAlexaはスマートスピーカーの中でもシェアの高いシリーズとなっていますが、それをさらに高めるような製品が現れました。Echo Flexというこの製品、家の全部屋にスマートスピーカーを設置するための製品といっても過言ではありません。
他にもいろいろな新製品を発表しています:
壁のコンセントに直接差せるEcho
このEcho Flexは壁のコンセントに直接差せるようなデザインが特徴です。
その分スピーカーの音質には期待できないわけですが小さいのが特徴です:
大きさ | 重さ | |
Echo Flex | 72 x 67 x 52 mm | 150 g |
Echo Dot(第3世代) | 43 x 99 x 99 mm | 300 g |
重さがEcho Dotの半分であり、大きさも高さ以外は小さくなっています。
音質としてはスマートフォンのスピーカーと変わらないくらいだとAmazonが認めているそうです。一応Echo Dotと同じく3.5㎜のステレオミニでの音声出力もあるので外部スピーカーにつなぐことも可能です。
これまでのEcho Dotは置き場所に困ることも多々ありました。サードパーティーの製品にコンセントに直接差せるホルダーがあるほどで、私もそれを使っています。
Echo Flexならコンセントさえあれば設置できるので一気に設置可能な場所が広がっています。
激安の2,980円
価格もかなり安くなっています。これまで最も安かったEcho Dotの5,980円をはるかに下回り、定価で2,980円という激安のEchoとなっています。
Echo Dotを1台買うお金があればEcho Flexが2台買える計算です。
この値段なら各部屋に設置しても、という気にさせられます。
USBポート付きでスマホやタブレットの充電や、機能拡張も
また、このEcho FlexにはUSBポート(USB-A)がついています。
このポートにUSBケーブルをさすことでスマホやタブレットの充電ができます。7.5Wの出力があるそうなので、それほど悪くありません。
さらに、オプションパーツとしてフットライト(ナイトライト)やモーションセンサーが用意されています。
フットライトは暗さを自動的に検知して電気をつけてくれます。
モーションセンサーはEcho Flexの前を何かが通ったことを検知することができ、Alexaの機能でそれにより何らかの動作を起こすことができます。たとえば玄関に設置して、夜に帰宅したら自動的に電気をつけるとか。
これまでのEchoスピーカーに比べて生活に根差した機能を目指していることがわかります。
ここまでやるなら赤外線送信機能を持たせて学習リモコン機能があってもよかったのにな、とも思いますが、それは別で買ってねということなのでしょう。
Alexaが一気に覇権を取りそう?
AlexaはGoogleアシスタントやSiriとの競合にさらされてきましたが、Echo Flexの登場で一気に勝負を決めに来た感があります。
この製品が目指しているのは、スマートスピーカーというある意味音楽を基本にした製品から、生活に欠かせないものへのシフトではないでしょうか。
家中に置くにはスマートスピーカーは大きすぎるし大げさすぎます。Echo Flexくらいがちょうどいい気がします。
これでAlexaがさらに普及すれば、さらにスマート機器がいろいろでてきて、面白いことになりそうです。
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