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Amazon Music HDがついに開始 早速体験してみたのでレビュー オフライン再生もハイレゾでできる!

Amazon Music HDのロゴ Echo Link Amp

登場が予想されていたアマゾンのハイレゾストリーミング音楽サービスが開始されました。Amazon Music HDと名付けられたサービス、早速試してみました。

追記: Amazon Music HDに対応したハイエンドのEchoスピーカー、Echo Studioが発表されました

最高192kHz/24bitの音楽配信

Amazon Music HDは最高で192kHz/24bitのハイレゾで音楽を配信するサービスです。

月額料金はプライム会員が1,780円、非会員が1,980円です。

月額年額
Prime会員 年払い1,483円17,800円
Prime会員 月払い1,780円21,360円
Prime非会員 月払い1,980円23,760円

また、すでにAmazon Music Unlimited会員であれば月額1,000円の追加料金で利用可能となります。

年額プランも用意されていて、プライム会員であれば17,800円/年となります。

ただし、すべての楽曲がハイレゾになるわけではなく、HDと呼ばれる44.1kHz/16bitのCD品質での配信や、従来通りの320kbpsでの配信もあります

また、ハイレゾであってもすべてが192kHz/24bitではなく、曲によってまちまちです。

Amazon Music HDの音質の区別

アマゾンではハイレゾでの配信をUltra HD, CD品質での配信をHD, 従来通りの配信をSDと呼んでいるそうです。

ハイレゾでは5Mbpsの帯域が必要

ハイレゾともなると当然大きな通信帯域が必要になります。

なんと、5Mbpsもの帯域が必要になるそうです。HDですら1.5Mbpsが必要となり、Ultra HDは実質WiFi必須の環境となるかもしれません。

試してみたところ30Mbps以上出る自宅のWiFi環境ではまったく問題ありませんでしたが、MVNO回線ではHDであってもきつそうです。

また、消費するデータ量も半端ではなく、毎分12MBものデータ量を必要とします。60分のアルバムを聴くと720MBです。これもMVNOではきつそうです。

対応機器はスマホ、PC、Echo, HEOS Built-In(Denon)、Sonos、Pioneer、McIntosh、Sennheiser、デノン/マランツなど

対応機器も充実しており、スマホとPC、アマゾンのEchoシリーズは当然として、デノンのHEOS, マランツ, Sonos, Pioneerなどもアップデートで対応するそうです。

幅広い機器に対応しているのはサービス普及の必須条件なので良いですね。

(追記): デノンとマランツのHEOS対応機器はAmazon Music HDにHEOSアプリのアップデートだけで対応するそうです。本体のアップデートもいらないとはすばらしいですね。

対応機器は以下だそうです:

【デノンの対応機器】
ネットワークCDレシーバー RCD-N10
ネットワークオーディオプレーヤー DNP-800NE
プリメインアンプ PMA-150H
AVアンプ AVR-X2600H/X1600H、AVC-X8500H/X6500H/X4500H/X2500H/X1500H、AVR-X6400H/X4400H/X2400H/X1400H、AVR-X6300H/X4300H
サウンドバー DHT-S516H/HEOS HomeCinema
ネットワークスピーカー HEOS 3/HEOS 1
ワイヤレスアンプ HEOS LINK
【マランツの対応機器】
ネットワークCDプレーヤー ND8006
ネットワークオーディオプレーヤー NA6006
AVアンプ AV8805/SR8012/NR1710/NR1609/NR1608
ネットワークCDレシーバー M-CR612

デノン&マランツのHEOS製品、「Amazon Music HD」のハイレゾ/ロスレス音楽ストリーミングに対応 - PHILE WEB
デノン&マランツのHEOS製品、「Amazon Music HD」のハイレゾ/ロスレス音楽ストリーミングに対応

早速体験してみた

今なら90日間無料体験キャンペーンをやっているということで早速試してみました。

私はAmazon Music Unlimitedの年額プラン + プライム会員なので現在7,800円/年を払っています。

どうやら、90日間無料体験は月額会員のみのようで、年額プランの私は30日無料体験になってしまいました:

Amazon Music HDの無料体験

これは残念。。。

しかしながら、プライム会員かつ年額プランであれば + 10,000円の17,800円で使え、月額1,483円で使えるようです

自動更新のキャンセル方法

無料体験後には自動的に課金されてしまうので、自動更新はキャンセルしておきたいところです。

自動更新設定を変更するには、まずアカウントサービスを開きます。その中に「デジタルコンテンツとデバイス」があり、さらにその中の「Amazon Musicの設定」を選びます。

これを選ぶと自動更新設定の設定ができます。「HDをキャンセル」を選べばAmazon Music HDをやめて通常のAmazon Music Unlimitedに、会員登録をキャンセルするを選べばAmazon Music Unlimitedごとキャンセルされます。

HDをキャンセルするを試しに選んでみたところ、無料期間の終わりとともに解除されるのではなく、即時解除されるようなメッセージが出ました。カレンダーに無料期間が切れる日を入れておいて、その日に解除するのがいいかもしれません:

Amazon Music HDは即時キャンセルされる?

それにしても30日無料体験で9月18日に申し込んだのに、なぜ10月12日に切れるのだろう。30日もないじゃないか。。。

ストリーミングの音質設定にHD/Ultra HDが登場

無料体験登録をしてアプリの更新を確認して立ち上げたのですが、なぜかしばらくはUltra HD/HDの表示が全く出ませんでした。

会員登録情報が反映されるのに時間がかかるのかもしれません。

しばらくすると設定のストリーミング設定にHD/Ultra HDの表示が出るようになりました。

Amazon Music HDのストリーミング設定で音質を選ぶ

そして、アプリのホーム画面にもUltra HDで聴けるプレイリストがお勧めされるように。

Amazon Music でUltra HDで聴けるプレイリスト

Ultra HDやHDで聴ける曲は再生中にその旨が表示されます:

あいみょんの曲をAmazon Music HDでUltra HDで聴く

あいみょんの曲はULTRA HDに対応していました。

ULTRA HDのロゴをタッチするとストリーミング品質が表示されます。あいみょんの曲は24bit/48kHzのようです。

あいみょんの曲をAmazon Music HDでUltra HDで音質確認

ちなみに、アプリ起動時のロゴが、以前はAmazon Music Unlimitedだったのが、

Amazon Music Unlimitedのアプリ起動時のロゴ

Amazon Music HDになりました:

Amazon Music HDのアプリ起動時のロゴ

パソコンの場合はアプリが必須

Amazon Musicはパソコンであればブラウザ上で聴けます。

しかしながら、HDおよびULTRA HDで聴くにはアプリが必須となります。

パソコンでUltra HDやHDを聴くにはアプリが必須

そこで指示に従ってインストールしたところ全く問題なく聞けました。

パソコン版では音質設定上はUltra HDではなくHi-Resという名前になっています:

パソコン版の場合は再生中の楽曲の音質だけでなく再生機器の再生音質に関してもレポートしてくれます:

私はUSB-DAC内蔵のMDR-1ADACを使っているのですが、最初は端末の性能が16bit/44.1kHzになってしまっていました。

デバイスのプロパティから詳細→既定の形式で24ビット/192kHzにすることで上のようにちゃんとハイレゾで再生できるようになりました。この点はパソコンで再生する場合は注意した方がいいかと思います。

HD品質の楽曲が多い印象

今のところAmazon Musicのすべての曲がUltra HDというわけではなく、HDやSDが混在している状況です。

いろいろ触ってみた印象ではHDの曲が多いかな?という印象を受けました。

SDばかりかと思っていましたが、意外とSDの曲を見つけるのが大変なくらいHDが充実しています。

かと思ったらSEKAI NO OWARIがSDだったり、メジャーかどうかというのが基準ではないようです。

Ultra HDはちらほらといったところでしょうか。

Echo DotやEcho Link Ampではハイレゾ再生されるのか?

我が家にはEcho DotとEcho Link Ampがあります。これらの機器ではUltra HDやHDで再生できるか確認してみました。

が、まずそもそも設定がありません。どうやら自動的に切り替えられるようです。

しかも、スマホやパソコンで再生しているときと同様にUltra HDやHDのロゴを押してもキャスト中は表示できないというつれない返事。。。

EchoでHD/Ultra HDで再生できているかは不明

私のつたない耳で聞いた限りでは、Echo Link Ampについては音質が向上した気がします

Echo Link AmpにはDACチップとして192kHz/24-bit対応のCS42526が使われているそうなので、スペック的には対応しているかと。

一方、Echo Dotに関してはよくわかりません。。。まあ、もともと音質がどうのというスピーカーじゃないですし。。。

音質には確かに効果あり、音が滑らかで聴きやすい音に

気になるUltra HDの音質ですが、通常のものに比べて音が滑らかで聴き疲れしない音になった気がします

決してぼやけた音になったという意味ではなく、いい意味で角がとれたいい音になりました。

また、ステレオセパレーションも良くなったように感じ、音楽の見通しがよくなりました

HDとUltra HDの切り替えはできないので比較はできませんが、HDでも十分な効果があるように感じます。

オフライン再生ではハイレゾになるのか?

Amazon Musicアプリの特徴として、楽曲をダウンロードしておくことでデータ通信無しに再生する機能があります。

なんと、ハイレゾ品質でのダウンロードが可能でした。設定からダウンロード設定を選ぶと、HD/Ultra HDでのダウンロードを許可するかどうかの設定があります:

もちろんそれだけストレージを消費することにはなりますが、これはありがたい機能です。サービスによっては最低音質しか選べないのもあるので。。。

デフォルトでは標準になっているようなのでぜひ設定を見直してください。

無料期間を使ってぜひ体験してほしい

これまで定額のハイレゾストリーミング音楽サービスはニッチな分野でしたが、アマゾンの参入で一気にメジャーになりそうです。

様々なデバイスで使えるというのがうりで、登録してしまえばあらゆるところで良い音が体験できます。

上のリンクから90日無料体験ができますのでぜひとも体験してほしいです。

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