Android 8.0 Oreo に更新したHuawei Mate9でapt-XやLDACは使えるのか

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ついにHuawei Mate9にもAndroid 8.0 Oreの正式アップデートがやってきました。

これまでベータテストという形では利用可能でしたが、今回はすべてのユーザーにアップデートが配信される形となります。

Android 8.0の目玉として挙げられるのはBluetoothオーディオのコーデックとしてAAC, apt-X, apt-X HD, LDACが加わったことです。Mate9でこれらは利用可能なのでしょうか?

開発者オプションに現れるコーデックの選択肢

Android 8.0にアップグレードし、開発者オプションを表示すると見慣れないBluetooth関連の項目が現れます。

Android 8.0 OreのBluetoothコーデック設定

この中の「Bluetoothオーディオコーデック」でAAC/apt-X/apt-X HD/LDACが選べます。

開発者オプションから設定しないとSBCのままなのかというと、どうも試した限りでは音質のいいコーデックが使える場合は自動的にそれを選んでくれているようです。

以下が手持ちのBluetoothオーディオ機器での試行結果です。

apt-X対応のイヤホン MDR-EX31BN 〇

最初にapt-Xに対応したイヤホンである Sony の MDR-EX31BNを試しました。

結果は・・・見事apt-Xで接続できました

接続した時点でapt-Xで接続されており、接続中にSBCへの変更も可能でした。

Huawei Mate9の数少ない不満の1つがBluetooth接続の際の音質の悪さでしたが、これで快適に使えます。

ただ、このイヤホンはAACにも対応しているはずなのですが、AACへの変更はできませんでした

LDAC対応のスピーカー SRS-XB20 ×

次に試したのがLDAC対応のスピーカーである Sony の SRS-XB20 です。

これが、残念ながらLDACが接続できず・・設定のラジオボタンでLDACを選んでもSBCに戻ってしまいます。

このスピーカーはAACにも対応していますが、AACさえも選べません。残念…。

対応コーデック不明の HEOS Link

最後が対応コーデックが明記されていない Denon の HEOS Link です。

何も書かれていないのであれば SBC なんだろうと思ったら、やっぱりそうみたいです。SBC以外選べません。

なぜAndroid 8.0自体は対応しているのに使えないのか

このことから、Huawei Mate9ではapt-Xは使用可能ですが、少なくとも私の手持ち機器ではAACやLDACは使えないことがわかりました。apt-x HDは対応機器がないのでわかりません。

そもそもOS自体は対応しているのになぜ使えないコーデックがあるのでしょうか?

調べてみると、まず、Android 8.0自体にはAAC/apt-X/apt-X HD/LDACを使うためのソフトウェアが含まれているそうです。これらのコーデックのエンコーダ(ヘッドホンやイヤホンに送るためのソフト)はフリーソフトのような形で公開されており、それをAndroid 8.0が取り込んでいます。

一方、デコーダ(送られた音楽を再生するためのソフト)はフリーではなくロイヤリティを取る形になっているのだとか。このため、イヤホンやスピーカーの中に特定のコーデックが使える/使えないがあるようです。

さらに、Android 8.0の中にエンコーダのソフトは含まれているものの、それらのうちどれを有効にするかは各スマホメーカーに任せられているそうです。ソフトを含んでしまうと、その後のメンテナンスも必要になるため、すべてのメーカーがすべてのエンコーダを有効にするとは限らないそうです。

確かに言われてみればその通りなのですが、Android 8.0はLDACやapt-X対応!といっているのに、ただし使えるかはスマホ次第というのはちょっと納得いかない気もします。

apt-Xが使えるだけでも満足だけど、スマホも使えるコーデックは明記してほしい

私としてはHuawei Mate9で当初あきらめていたapt-Xが使えるようになっただけで満足です。

しかしながら、今やスマホで音楽を聴くのが当たり前の時代なので、スマホ側も対応コーデックを明記してほしいものです。そのうちアップデートでLDACに対応しないかなぁ。。。