Pioneer SX-S30を購入したのでレビュー 2chおよび2.1chに特化したデジタルアンプ

Pioneer SX-S30 音楽

前回の記事で書いたとおり、Amazon Music Unlimitedの活用のためPioneerのSX-S30を購入しました。

Amazon Music Unlimitedを活用するためPioneer SX-S30を購入へ
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このアンプ、AVアンプを数多く出しているオンキョーとパイオニアがその技術を活かして2chおよび2.1chに特化したアンプにしたという変わった製品です。

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薄型フルサイズのD級アンプ

このSX-S30は非常に薄型のデジタルアンプです。

Pioneer SX-S30

薄型なのですが、横幅は435mmといういわゆるオーディオの「フルサイズ」といわれるサイズです。今更このサイズにこだわる必要はないともいえますが、規格のようなものなので、ラック等へのおさまりはいいといえそうです。

この形、どっかで見たことあると思ったら、同じパイオニアのVSX-S520という製品に似ています:

こちらは6.1ch対応のAVアンプですが、SX-S30は2.1chに絞ったというところが違います。サイズはほぼ一緒です。

定価はVSX-S520が70,000円、SX-S30が65,000円なので、価格はほぼ同等なのでSX-S30の方が音質がいい、と思いたい。

プリメインアンプなのにHDMI入出力端子搭載

このSX-S30は位置づけとしてはオーディオ用のプリメインアンプなのですが、なんとHDMI入出力端子が搭載されています

何に役に立つかというと、HDMI CECやARC(オーディオリターンチャンネル)に対応しているので、テレビとの親和性が非常に高いです。

これらの機能に対応したテレビに接続することで、テレビとSX-S30の電源を連動させたり、テレビのボリューム操作でSX-S30の音量を変更したりできます。

RCAケーブルや光デジタルケーブルでも接続できるのですが、この場合はテレビのスピーカーを切ったり、SX-S30の電源を入れたり消したり、ボリュームは別リモコンで操作、と意外と面倒です。

音楽再生だけでなくテレビの音声も一緒に高音質にしたいという目的にはあったものです。こういった製品、意外とないです。AVアンプなら当たり前なのですが、2ch/2.1chに特化したものではほぼないです。LINNにそういう製品があるという話ですが、非常にに高価。。。

HDMI入力はなんと4chもあります。これだけあればゲーム機等がたくさんあっても十分ですね。

オーディオ系の入出力も充実

HDMI入力が4chもあるので、ビジュアル系に特化した製品なのかと思いきや、オーディオ系の入力も充実しています。

RCA入力は3系統、デジタル入力は光が1系統と同軸が1系統あります。

さらに、FMラジオが内蔵されています。radikoもあるので必要かどうかは何ですが。。。

USB端子もあってUSBメモリやHDDも接続できます

逆にないのはUSB-DAC機能くらいでしょうか。

Pioneer SX-S30の背面

MCACCによる音場補正が可能

普通のプリメインアンプにない機能として、MCACCを使った音場補正が可能という点があります。

SX-S30のMCACC用マイク

SX-S30にはマイクがついていて、これを使ってスピーカーから出力を解析し、個々の部屋にあった音の補正ができます。

パイオニアによると、以下のような機能があるそうです:

機能効果
Speaker Adjustment
(大小、音量、距離、クロスオーバー)
すべて同じスピーカー、同じ距離で鳴らしたようになります。
EQすべてのスピーカーの音色を同じように揃えます。
SW EQ低音の音色を室内環境に合わせて自動調整。好みで重低音の音色調整も可能です。
Phase ControlアンプやサブウーファーのLPFによる低音のズレを補正。
低音の迫力が増すとともに、中・高域のクリアな再現性を実現します。

特に最後のPhase Controlというところが面白いです。Fostexをはじめ、最近はオーディオ用のサブウーファーが売られていて、私もPM-Submini2を使っています。

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サブウーファーを使うときには位相を合わせるのが大事なのですが、サブウーファー側には0度か180度しかありません。MCACCを使うと自分が音楽を聴く位置に合わせて最適にサブウーファーの位相を合わせることができます

また、2chのスピーカーとサブウーファーのマッチングを合わせるためのクロスオーバー周波数も自動で合わせられます

5.1ch以上のAVアンプだったら当たり前なのでしょうが、音楽用のシステムでここまであわせられるのはあまりないのではないでしょうか。

実際、この位相あわせをON/OFFして聞いてみたのですが、全然違いました。PM-Submini2は比較的小さなサブウーファーなのですが、Phase ControlをONにするとスピード感があり迫力のある低音が再生されます

MCACCオフではスッキリ、オンでは濃厚な音に

音としては、MCACCをオフにするとすっきりした音で再生されます。デジタルアンプっぽい音です。

しかしながら、MCACCをオンにすると一気に濃厚でぶ厚い音で再生されます。これがそれぞれの部屋に合わせた音作りの効果でしょうか。

以前、ケンウッドのプリメインアンプでもマイクを使った音場補正できるものがあり、使ったことがあります。その時はあんまり変わらないなぁ、と思ったのですが、SX-S30はMCACCオンとオフで全然違う音になります。こうも音質が変わるとは強力な機能ですね。

AVアンプでは多くのスピーカーが必要で、それらを均一にセッティングすることは難しいので、こういった機能が当たり前なのでしょう。それを2chに逆輸入してもこんなに効果があるとは。ノウハウがいっぱいたまっているのでしょうね。

(追記): 価格.comのこの口コミによると、SX-S30にはパイオニアの上位のアンプで搭載されているDirect Power FETが搭載されているそうです。

これだけ機能豊富で価格は40,000円ほど

SX-S30は発売から時間がたち、現在では40,000円ほどで購入可能です。

価格comのランキングでもプリメインアンプの一位になったりしています。

実際使ってみて、日本の住宅事情にあった良い製品であると感じました。

元々やりたかったAmazon Music Unlimitedの活用はまた次回書きたいと思います。

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(追記) : 2016年6月5日のアップデートがやってきました:

パイオニア SX-S30 のアップデートがやってきた、Chromecast built-inが安定?(2099-7020-2060-0010)
パイオニア SX-S30は2016年に発売されて結構時間がたっています。 しかしながら、2018年6月にまたアップデートがやってきました。 ユーザーを見捨てないでいてくれるのはありがたいです。 早速ネットワーク経由でのアップデ...

(追記): アップデートでDEEZER Hi-Fiに対応するそうです。

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