昨日はフリーテルのSAMURAI 雅(MIYABI)のカメラの画質を同じくスマートフォンであるPolaroid piguのものと比較しました。
今回は同じ場面をデジカメで撮影した画像と比較することでレビューしてみたいと思います。
比較対象のデジタルカメラ
比較対象に使ったのは Pentax Q7 です。
このカメラは1276万画素のレンズ交換式カメラであり、いわゆるミラーレス一眼に分類されるデジカメです。
miyabiのカメラは1300万画素と画素数が近いため比較対象としてはなかなかいいかと。
レンズには Pentax 01 STANDARD PRIME をつけています。
撮影画像比較
うす曇りの日の花
まずはうす曇りの日に花を撮影しました。
Pentax Q7:
miyabi:
さすがにPentax Q7の方はf/1.9で撮影しており、背景がぼけています。それに比べてmiyabiの方はボケの量は少ないですが、多少背景がぼけています。
ただ、ピントが合っている花の部分はブログで見る分には問題ない画質になっているのではないでしょうか。
室内で撮影した味噌汁
次は味噌汁です。
Pentax Q7:
miyabi:
色合いがだいぶ異なり、Pentax Q7の方が暖かい色合いとなっています。あとからもう少し極端な例を出しますが、どうもmiyabiのオートホワイトバランスはいまいちのようです。
また、光量が限られている室内ということもあり、拡大するとmiyabiの方はかなりノイズが目立っています。が、ブログの画像サイズであれば気にならないレベルですね。
ハロウィンのかぼちゃ
晴れた夕方に民家の玄関先にあったハロウィンのカボチャを撮影しました。
Pentax Q7:
miyabi:
miyabiの方はかなり青くなってしまっています。当然、Pentax Q7の方が見た目に近いです。
どちらもホワイトバランスをオートで撮影したのですが、どうもmiyabiの方は誤ったホワイトバランスに判定されているようです。
そこで、カメラアプリの歯車ボタンから手動でホワイトバランスを設定して撮影するとこうなりました:
色合いはかなりPentax Q7に近くなっています。
miyabiで写真撮影を行う場合はホワイトバランスの設定を気にした方がいいかもしれません。
逆光の場面
最後は逆光の場面です。
Pentax Q7:
miyabi:
miyabiの方は空が白く飛んでしまっています。それに巻き込まれて背の高い木も飛んでしまっています。
露出をオートで撮影しているのですが、その判定がいまいちなのかもしれません。
もう1セット猫を撮影した写真がありますが、こちらもmiyabiの方は一部飛んでしまっています。
Pentax Q7:
miyabi:
露出もカメラアプリの歯車マークから手動で補正ができますので、場面によっては手動で補正した方がいいかもしれません。
追記(10/12):露出補正を主導でかけた場合/かけない場合を撮り比べてみました(記事末尾)。
スナップショットには十分な画質、でも手で補正するのが面倒…
今回 SAMURAI 雅(MIYABI)のカメラで撮影した画像をデジカメと比べてみて、うまくいったときはオートでもスナップショットには十分な画質で撮影ができると感じました。
一方、オートで撮影した際にホワイトバランスや露出の判定がいまいちな場面があります。この辺りはカメラメーカーのノウハウもあるでしょうから、カメラを手掛けたことがないメーカーのスマホのカメラアプリに求めるのは酷というものなのでしょう。
しかしながら、スマホのいいところは気軽に撮影できるというところだと思うので、いちいちホワイトバランスや露出を気にして撮影するのは本末転倒な気もします。
とはいえ、2万円以下の端末でこれだけ撮影できれば十分なのではないでしょうか。
追記:露出補正を手動でかけた場合とかけない場合の比較
せっかくなので手動で露出補正をかけた時にどうなるかを確認してみました。
露出補正なし(オート):
露出補正 -1:
左上から太陽が差していて、かつ道は日陰で暗いという厳しい場面です。
露出補正なしの場合、画像中央に露出を合わせているのか、左上の方が白飛びしてしまっています。
露出を -1 だけ補正した場合は白飛びは少なくなっています。が、当然ながら道が暗くなってしまっています。
次は正面に逆光がある場合です。
露出補正なし(オート):
露出補正 -1:
露出補正 -2:
やはり露出補正なしだとかなり白飛びしてしまっています。
露出補正をかけると白飛びはなくなりますが、川面が暗くなってしまいます。
露出補正値の問題もあるかもしれませんが、そもそもカメラのプラスチックレンズがしょぼいことによるフレアの可能性が高いかもしれません。
逆光でさえなければこんな感じや:
こんな感じで比較的きれいに撮れます:
カメラレンズはさすがに値段なりでしょうから、逆光や強烈な光には気を付けながら写真を撮影することがポイントかもしれませんね。
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