FREETELがなかなかとんがった端末を発表しました。
相変わらず和風な名前である「雷神(RAIJIN)」と名付けられたこの端末、普通のスマホのおよそ倍の5,000mAhものバッテリーを搭載しています。
Android 7.0 Nougat搭載の大容量バッテリースマホ
雷神は新しく発売される端末らしく、最新のAndroid 7.0 Nougatが搭載された状態で発売されます。
同じく5,000mAhのバッテリーを搭載するASUSのZenfone MAXとスペックを比較すると以下のようになります:
機種名 | 雷神 Raijin | Zenfone MAX |
CPU | Mediatek MT6750T(8コア@1.5GHz) | Qualcomm Snapdragon 410(4コア@1.2GHz) |
RAM/ROM | 4GB/64GB | 2GB/16GB |
バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
ディスプレイ | 5.5インチ@1920×1080ピクセル(FullHD) | 5.5インチ@1280×720ピクセル |
OS | Android 7.0 Nougat | Android 5.0 Lollipop(Android 6.0 marshmallowへアップデートあり) |
カメラ | 1,600万画素/800万画素 | 1,300万画素/500万画素 |
USB Type-C | ○ | × |
指紋センサー | ○ | × |
サイズ | 153 x 76 x 8.7mm | 156 x 77.5 x 10.55mm |
重さ | 183g | 202g |
価格 | 29,800円 | 27,800円 |
スペックは雷神の方が圧倒的に上です。
性能がいいばかりでなく、サイズや重さも雷神の方が有利ですね。この価格差でこのスペックの違いなら性能の面ではZenfone MAXを選ぶ理由はないかもしれません。重さが183gとちょっと重いですが、200gを切っているところもうれしいところです。
一方で、バッテリーの持ちという観点でいうとZenfone MAXの方が有利そうです。画面の解像度やCPUのコア数はバッテリーの持ちに大きく影響しますので、スペックが低いほうが有利に働くかと思います。
雷神はDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応
雷神のうれしいところは、最近はやりのDSDSにもしっかり対応しているところです。
3大キャリアの音声SIMと、格安SIMのデータSIMを同時に刺して使用することができます。
残念ながら片方のSIMスロットはmicroSDカードスロットと共用ですが、内蔵ストレージが64GBもあるのでそれほど問題にはならないでしょうね。
発売は12月1月、発売日の延期や不具合は大丈夫か?
FREETELの端末というと、申し訳ないですが、発売日が延期されたり初期不具合が散見されたりする印象があります。
今回の雷神はバッテリーというスマホを使ううえで皆が困る点に着目しつつ、スペックに対して価格が安いコストパフォーマンスの高い端末になっています。
その意味で注目度も高いでしょうから、出だしが肝心になりそうです。発売日をしっかり守り、品質が高いものが出されば、格安スマホ市場でのFREETELの存在感を高めることができる端末になるかもしれませんね。
追記: やはりというか延期され、発売は2017年1月27日だそうです:
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