MVNOも端末による囲い込みの時代でしょうか。
MVNOとスマホ端末開発販売を手掛けるFREETELが新しいサービスを発表しました。
「かえホーダイ」と呼ばれるこのサービス、無料で機種変更ができるそうです。
半年に一回新機種に機種変更可能
この「かえホーダイ」サービスでは、半年に一回無料で機種変更が可能になるそうです。
もちろんこのサービスを受けるためには月額料金を支払う必要があります。
その料金は、Priori3を端末として選び月に1GBの「プランXS」を選んだ場合は1,790円、REIを端末として選んだ場合は3,790円だそうです。
どれくらいお得なのか計算してみた
この月額料金を見てもお得かどうかよくわかりません。そこで、計算してみました。
今日現在のPriori3の価格.comでの最安価格は約11,000円、REIは約26,000円です。
また、FREETEL SIMの1GBの音声通話付きプランの料金は月額1,199円です。
ということは、
- Priori3を普通に半年使った場合の料金: 11,000 + (1,199 x 6) = 18,194円
- Priori3を「かえホーダイ」で半年使った場合の料金: 1,790 x 6 = 10,740円
- REIを普通に半年使った場合の料金: 26,000 + (1,199 x 6) = 33,194円
- REIを「かえホーダイ」で半年使った場合の料金: 3,790 x 6 = 22,740円
となります。
この数字を見ると「かえホーダイ」はかなりお得であることがわかります。
しかし、落とし穴もあります。
端末は返却必要な「レンタル方式」であることに注意
ただし、注意点もあります。
無料で機種変更ができるといっても、変更元の端末を手元に取っておくことはできません。FREETELが回収して中古市場に流すそうです。
また、画面の破損や水没がなく、電源が問題なく入る必要があります。
これはある意味「端末をレンタル」している状態にあるといえます。
また、通常新発売から半年しかたっていない端末は、自分で中古で売却したりヤフオクで出品すればそれなりの値段で売れます。その手間を惜しまないのであれば、上記計算のお得分以上の得することも十分可能だと思います。
あまりにもひどい不具合があるなどの端末の場合には売却価格が下がるでしょうし、自分で売却するのも手間なので、買取価格が保証されているサービスだと思って使った方がいいかも知れません。
FREETELの端末だけしか使えなくなるのはどうだろう?
また、このサービスを使って機種変更できる端末は、当然ながら、FREETELのもののみになります。
SIMフリーの端末は各社いろいろなものを出している中で、機種変更できるのがFREETELのみというのはさみしい気もします。
半年に一度機種変更するようなヘビーユーザーにとってはこの制約は苦しいのではないかと。
FREETELの端末が大好きで使い続けたい!という人にはいいかもしれませんが、一方で古い端末は回収されてしまいます。
とりあえずスマホの料金は安くしたいけど、面倒なことはいやだ、という人向けのサービスなのかもしれません。
端末開発販売とMVNOの両方を手掛けているからこそのサービス、初心者層を掘り起こせるか?
今回のFREETELのサービスは、端末の開発販売と格安SIM(MVNO)の両方を手掛けているからこそ提供できるサービスだと思います。
その意味では自社の強みをいかしたサービスであり、他社に対する大きな差別化になりそうです。
一方で、パワーユーザーにとっては制約が大きいサービスであることも事実です。
いかに初心者層に対して「手間を少なく新しい端末を使い続けられる」という点をアピールできるかが鍵かもしれません。
まだまだシェアは大きくないFREETELですが、頑張ってほしいですね。
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