デュアルカメラがついていながら安価なiPhone 11は世界で売れているようです。2019年第1四半期はiPhone XRが最も売れていましたが、その後継機といえるiPhone 11はしっかりとその役割を果たしています。そして、iPhone 11 Proもトップ10に入っており、アップルのスマホは好調のようです。
アップルの強さが目立つ2020年第1四半期
AppleInsiderによると、2020年第1四半期のスマートフォンの売れ筋ランキングは以下のようになったそうです:
ランク | 機種名 | メーカー | 台数(100万台) |
1 | iPhone 11 | アップル | 19.5 |
2 | Galaxy A51 | サムソン | 6.8 |
3 | Redmi Note 8 | Xiaomi | 6.6 |
4 | Redmi Note 8 Pro | Xiaomi | 6.1 |
5 | iPhone XR | アップル | 4.7 |
6 | iPhone 11 Pro Max | アップル | 4.2 |
7 | Galaxy A10s | サムソン | 3.9 |
8 | iPhone 11 Pro | アップル | 3.8 |
9 | Galaxy S20+ 5G | サムソン | 3.5 |
10 | Galaxy A30s | サムソン | 3.4 |
このランキングを見て思うのは圧倒的なiPhone 11の人気です。2位に3倍近い差をつけての1位になっています。iPhone XRよりも値下げをして性能を強化しており、消費者から見てお買い得に思えたのでしょう。
それにしても5Gの普及が近いのに、それに対応していないiPhoneが強いというのはまだまだ5Gの魅力を訴求しきれていないということなのでしょうね。今のところ4Gで特に困ることもないですし。
他のメーカーはサムソンとXiamiだけがランクインしており、スマホの寡占化を感じさせます。
旧モデルがランクインしなくなった
もう1つアップルにとっていいニュースは旧モデルがランクインしなくなったという点です。
2019年第1四半期のスマホ売り上げランキングは以下のようになっていました:
ランク | 機種名 | メーカー | 台数(100万台) |
1 | iPhone XR | アップル | 13.6 |
2 | Galaxy J4 Plus | サムソン | 6.4 |
3 | iPhone 8 | アップル | 6.2 |
4 | Redmi 6A | Xiaomi | 5.8 |
5 | Galasy J2 Core | サムソン | 5.7 |
6 | A5 | Oppo | 5.4 |
7 | Galaxy S10 | サムソン | 5.2 |
8 | Galaxy S10 Plus | サムソン | 5.1 |
9 | Galaxy J6 Plus | サムソン | 4.9 |
10 | iPhone 6S | アップル | 4.8 |
最新世代のiPhoneはiPhone XRだけとなっており、1つ前の世代のiPhone 8はともかくiPhone 6Sまでランクインしています。
これに対して2020年Q1はiPhone 11だけでなくiPhone 11 ProやiPhone Pro Maxもランクインし、旧世代は1つ前のiPhone XRのみです。順調な世代交代は健全な開発状況を示している気がします。
次回は第2世代iPhone SEがどこまでランクを上げてくるか&5Gの動向は?
次回のランキングで気になるのは第2世代iPhone SEでしょうか。性能は最新クラスなのに価格はかなり抑えられており、かなりの人気となる可能性が高いです。iPhone XRが大きくランクを下げ、かわりにiPhone SEが来るイメージかと思われます。
また、気になるのはコロナの影響です。生産も需要もこの影響でかなり落ち込むでしょうから、出荷台数も下がり、5Gの普及が遅れる可能性が高いです。
ともあれ、世の中は5Gに移行するのが既定路線ですから、いずれは普及するのでしょうけどね。ただ、今のところ一般の人にとってのキラーアプリといえるものがないような。。。この辺りが難しいところでしょうか。
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