予約していたTerra-Berry 2 DACが到着しました。

きっちり発売日に届くところが日本ですね。
早速セットアップとレビューです。
かなり簡易な梱包で届いたTerra-Berry 2 DAC
発送はヤマトの宅急便コンパクトで行われました。
宅急便コンパクトは専用の箱に入れて送る形式なのでおのずと中身のサイズは限られます。
開けたところがこれです:
箱の中に新聞→基盤→説明書と重ねられています。こんな質素な梱包は初めてです(笑)。インドのAlloですらもう少しちゃんとしてました↓

まあ、無事に届いたのでいいのですが。。。
中の基盤はこんな感じです:
右側がTerra-Berry 2 DAC本体の基盤、左側がRCAコネクタの基盤です。RCA側にはDACに直接電源を供給するための電源ケーブルもついています。といっても、本体に接続するコネクタに電線がついているだけです。これを使うにははんだ付けが必要そうです。
本体基盤はこんな感じ:
RCAコネクタがこちらにない分シンプルに見えます。基板上にはバランス出力の端子もあるみたいで、そちらを使うユーザーのために別基盤になっているのでしょうか?あるいはワンボードオーディオコンソーシアムの規定がこうなっている?
早速組み立て
とりあえず組み立てます。本体基盤とRCAコネクタ基盤を重ねます:
…あれ?一本接続コネクタが浮いてる?気になって調べてみると、どうやら余っているところはReserve(RSV)となっており接続の必要がないようです。わかってしまえばいいのですが、ちょっと焦ります。
Raspberry pi 3と合体して完成です。AllloのKali + Piano 2.1に比べると基盤が1つ少ない分シンプルです。
ドライバはHifiberryのものを使用
Terra-Berry 2 DACを使うには当然ドライバが必要です。が、実績のあるHifiberryと互換性があるらしく、特にカーネルのコンパイルとかは必要ありません。
Volumio等であればより簡単でしょうが、私はRaspbianを使っているので、/boot/config.txtに下記を加えます:
dtoverlay=hifiberry-dac
また、/etc/modulesに下記を加えます:
snd_soc_hifiberry_dac
これで再起動するとドライバが読み込まれ、ALSAに認識されるので、mpdの設定をします。/etc/mpd.confに下記を加えてmpdを再起動します:
audio_output {
type “alsa”
name “Terra-Berry2DAC”
device “hw:sndrpihifiberry,0” # optional
dop “yes”
dsd_navtive “yes”
}
Terra-Berry 2 DACはDoP(DSD on PCM)でのDSD再生に対応しているので、dop “yes” が重要です。
これでDSDを再生すると、
見えづらいですが、無事にDSDを再生していることを示すLEDが点灯しました。
なお、Terra-Berry 2 DACはジャンパの設定ですべての入力をDSDに変換して再生することもできますが、とりあえずPCMはPCM、DSDはDSDで再生するようにしています。
高音が滑らか、気持ちいい音
セットアップが終わったので試聴です。とりあえず電源はRaspberry pi 3から供給するようにしています。Terra-Berry 2 DACに直接供給した方が音が良いようですが、これは後々試そうと思います。
これまでのPiano 2.1(PCM5142)と比べてぱっと聞いてわかるのは、高音が滑らかであるという点です。Piano 2.1では高音が耳に刺さるように鋭く出ていましたが、Terra-Berry 2は角がとれて滑らかな感じがします。
といっても、高音がつぶれているわけではなく、出るべき音は出ているけど決して攻撃的ではない感じです。
中音や高音もディテイルがしっかりしていてとてもいい音です。ちょっと高いですが、Kali + Piano 2.1よりも良い音がすると思います。
これからエージングや電源供給方法の変更でまた印象が変わっていくと思います。またレビューしたいと思います。
追記: Raspberry pi と Terra-Berry 2 DACの電源を分離してみました。いい感じです。

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