Allo Piano 2.1 HI-FI DAC + Kali Reclockerの音質レビュー その2 もう少し詳しく使用環境等も

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電源を入れたRaspberry pi 3 + Kali + Piano 2.1

前回、Piano 2.1 HI-FI DAC と Kali Reclocker を使った場合のレビューを書きました。

Allo Piano 2.1 HI-FI DAC + Kali Reclockerの音質レビュー 高級USB-DACに遜色なし
前回の記事でインドから届いたAlloのPiano 2.1 HI-FI DACとKali Reclockerのセットアップが完了しました。 ...

が、読み直してみると使っている環境とか設定とかあまり書いていないのでもう少し詳しく書きたいと思います。

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現在の環境

私の現在のオーディオ環境は以下のようになっています:

  • 再生装置: Raspberry pi + mpd(NAS) or Amazon Prime Music
  • DAC: marantz HD-AMP1(USB接続) or Allo Piano 2.1 HI-FI DAC + Kali Reclocker(I2S接続)
  • RCAケーブル: AT-EA1000
  • アンプ: marantaz HD-AMP1
  • スピーカーケーブル: AT-ES1400
  • スピーカースタンド: TAOC WST-60H
  • スピーカー: B&W CM1 S2
  • サブウーファー: TEAC SW-P300

サブウーファーはDACがHD-AMP1の時はHD-AMP1のサブウーファー出力に、Allo Piano 2.1の時は第2RCA出力につなげています。

また、Piano 2.1のクロスオーバー周波数は60Hzとしており、60Hz以上の音はCM1 S2に、60Hz以下の音はSW-P300に送られています。

音について

DACをHD-AMP1にした場合はなんとなく押し出しが強い音がする気がします。中音や中低音あたりがブォンという感じで迫ってくる感じです。

これに対して、Piano 2.1の場合は押し出しは弱いのですが、その分小さな音がよく聞こえたり、左右のセパレーションがいい気がします。

この違いがDACに起因するのか、クロスオーバー周波数で出力を分けているためなのかわかりません。サブウーファーの接続をHD-AMP1に統一した場合はさらに差が小さくなりましたので、クロスオーバー周波数がある程度影響していることは間違いなさそうです。

HD-AMP1はかなり音に独自の味付けをしていて、DACの違いを大きく反映するものではないのかもしれません。

クロスオーバー周波数の調整

Piano 2.1のクロスオーバー周波数を変えると、当然ながら、音が大きく変わります。

最高の200HzにするとCM1 S2からは低音がかなりなくなり、SW-P300から「音階」が明らかに聞こえてきます。ここまで行くと、「低音は指向性が低いからサブウーファーは一台でいい」という理論が破たんしてしまいます。

一方、最低の60HzにするとCM1 S2の音から低音が失われたという感じはしません。再生周波数帯域が45Hz~50kHz(-6dB)なので、60Hzくらいになると元々かなり小さい音しかなっていないのかもしれません。SW-P300からは空気が押し出されるような低音だけが鳴っています。

このデジタルクロスオーバー調整機能、いいところと悪いところがあります。

いいところは確実にそれぞれのスピーカーに狙った周波数だけが飛ぶため、それらの整合性を気にする必要がない点です。HD-AMP1につなげるとSW-P300のアッテネーターを使って再生周波数を調整する必要がありますが、Piano 2.1の場合はアッテネーターはスルーにできます。音質的にもスルーのほうがいいでしょう。

悪いところはボリュームの調整です。HD-AMP1のサブウーファー出力はHD-AMP1のボリュームと連動しているため、音量を変えたいときは1つのボリュームの調整で完結していました。

しかしながら、Piano 2.1の2つのRCA出力はそれぞれボリュームがあり、連動していません。また、HD-AMP1のボリュームをいじっても、当然ながら、SW-P300のボリュームは変わりません。このため、ボリューム調整がちょっと面倒です。これは改善したいと思います。

最適な周波数はまだ模索中でよくわかりません。今のところ、100Hz以上はさすがにやりすぎな印象は受けています。

DSP Program(フィルター)の変更

このPiano 2.1にはDSPフィルターを変更する機能があります。Ringing Less Low Latencyとか色々あるのですが、正直変化がよくわかりません。というか、変更してもデフォルトに戻ってしまいます。

でも、PixelのGUIだと変更されていないのですが、alsamixerで見ると変更されているので変更されているのか?とも思います。

ちゃんと動いているかもわかりませんが、変化は少しだけだとVolumioのフォーラムにあったのでとりあえず放っておこうかと思います。気が向いたらAlloに問い合わせてみます。

音切れや音飛びは一切なし、無線LAN(Wi-Fi)接続でも問題なし

前回前々回の記事でも書きましたが、I2S接続のPiano 2.1ではUSB接続のHD-AMP1で頻発していた音切れや音飛びが一切ありません

さらに、Volumioを使っていた時でも無線LAN接続で音切れしていたところが、I2S接続では無線LAN接続でも音切れがなくなりました

(追記): 残念ながら、ハイレゾ音源だと音切れが起こります。といっても、これはRaspberry pi 3の無線LANのアンテナがいまいちなので、私の環境のルーターとRaspberry pi 3の位置が遠すぎるためだと思われます。

よっぽどHD-AMP1のUSB-DACとの相性が悪いのかこういうものなのか。。。ちなみに、MDR-1ADACをつないだ場合も音切れは発生します。しかしながら、非常に小さいノイズが時々聞こえる程度で、音切れというほどのものではありません。が、これも一種の音切れなのでしょうね。

もしかすると、Raspberry piにUSB-DACをつなぐと、大なり小なり音切れ(ノイズ)が発生してしまうのかもしれません。精神衛生上もI2S接続は良いです。

DSDはそのまま再生できない

Allo Piano 2.1に搭載されているDACはPCM5142というものなのですが、このDACはDSDをネイティブで再生できないようです(兄弟のPCM5102A, PCM5122も同様のようです)

このため、DSDはRaspberry pi側でPCMに変換して再生する必要があります。

変換の品質を/etc/mpd.confに設定できるのですが、Raspberry pi 3では負荷が重すぎるらしく、標準の

samplerate_converter “Fastest Sinc Interpolator”

以外は音飛びしてしまいます。

そこで、”sox”と呼ばれるライブラリをインストールします。こっちの方が高速に処理ができるので、最高品質である

samplerate_converter “soxr very high”

でも問題ありませんでした。

ちなみに、PCM変換してもすごく音質が悪い、ということはなく普通に聞けます。

不具合?

小さい会社の製品のせいか、いくつか不具合があるようです。まあ、どちらもわかっていれば対処できるのですがちょっと面倒です。

DSP Programが変更できない?

上でも書きましたが、DSP Programが変更できているのかできていないのかよくわかりません。

2.1/2.2モードから2.0モードに変更してもクロスオーバー周波数が有効のまま

Piano 2.1には2.0モードと2.1/2.2モードがあります。

2.1/2.2モードは2つのRCA出力から音楽を出力します。このとき、それぞれのRCA出力にはPCM5142がそれぞれ(計2つ)接続されており、それぞれに異なるクロスオーバー周波数を与えることでメインスピーカーとサブウーファーに最適な音データを届けます。

一方、第2RCA出力を無効にした2.0モードもあります。

こちらの期待としては2.0モードではクロスオーバー周波数は無効にして全周波数帯域を第1RCA出力から出してほしいのですが、なぜか2.1/2.2から2.0に変更すると直前に設定していたクロスオーバー周波数がそのまま残ってしまいます。

このため、サブウーファーは音が出なくなる一方、メインスピーカーは低音が失われた状態での再生となります。

問題や試行錯誤はあるけど高音質で「遊べる」I2S DAC

Piano 2.1 + Kali の組み合わせはいろいろと問題や試行錯誤はありますが、使っていてなかなか楽しいセットです。

こうなると、前回の記事でも書きましたが、半導体アンプにも挑戦してみたいものです。

(追記): とりあえず検討から始めました。

ラズパイオーディオ環境へのデジタルアンプの検討
Allo の Piano 2.1 + Kali でDIY的なオーディオに目覚めてしまいました。 もう大きくて重いオーディオの時代ではな...
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