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ラズパイオーディオ環境へのデジタルアンプの検討

Kali Reclocker オーディオ

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もう大きくて重いオーディオの時代ではないことを痛感し、それならアンプ部分も安いデジタルアンプを試してみようかと。

デジタルアンプとは

デジタルアンプとはスイッチングアンプともいわれ、音をパルス信号に変換したものを使い、ICを高速でスイッチングすることで音を増幅するアンプです。

と書くと何の事だかわかりづらいですが、要は、半導体の技術を使い、

  • 高効率
  • 低発熱
  • 小型軽量

を実現できるものです。

基本的にはIC1つに電源や信号をつなげばアンプになるので、安く小さく作れます。10万円とかそれ以上するようなアンプはアナログばかりですが、デジタルアンプは安いものなら1万円もしません。サイズもタブレットより小さいくらい。

従来の重くて大きくて高いアナログアンプとは一線を画すアンプです。

音の傾向は素直とか解像度が高いといわれることが多いようです。従来のアナログアンプとは傾向が異なるので昔からのオーディオファンはあまり好きでなかったりするみたいですね。

一方、デジタルアンプは電源が重要らしく、いい電源をつなぐことが音質には重要だそうです。

ちなみに、私が使っているマランツのHD-AMP1もUcDのスイッチングアンプを用いており、ある意味デジタルアンプといえないこともないですが、マランツ独自のアナログ回路を多数盛り込んでいるのでこの範囲外とします。

また、最近ではほかの大手メーカーもデジタルアンプを採用した高級製品を出してきているみたいです。

Raspberry pi向けのアンプも存在

これまで私が使ってきたのはDACと呼ばれるデジタル信号をアナログ信号にするものですが、Raspberry piにスピーカーをつなげられるアンプも存在しています。

私が使っているAlloもVoltと呼ばれるアンプを出しています。

このアンプはAlloのDACの上にスタックすることができ、Raspberry piと同じフットプリントでスピーカーをつなげられるというものです。しかも値段は27ドルと格安。

しかしながら、DACをAllo製でないものにするとこのVoltも使えなくなるとことがちょっといまいちです。そんな人のためにAlloはVolt+という製品も出しています。こちらはAllo製DACの上に積み重ねることはできませんが、代わりにRCA入力があり、どんなDACとも組み合わせることができます。

また、Volt+にはCapacity Multiplierと呼ばれる電源安定化回路が実装されており、クリーンな電源をアンプに届けることができるそうです。Capacity MultiplierはVoltの場合は外付けオプションで用意されています。その分Voltよりは高く、39ドルです。

電源スイッチがないのでつけっぱなしになりますが、流れる電流は音楽再生停止時は50mAと非常に小さいようです。

ちょっとVoltよりは大きくなりますが、それでも十分小さく、これを試してみるかなぁという気がしてきました。

中華アンプでもいいのでは?

半分Volt+をオーダーするつもりでいたのですが、海外からの購入だと送料が高いし、為替の影響も受けるしで少し迷っていました。

そんな中、Volt+のスペックを見ていて、アンプ用ICにTIのTPA3118を使っているというところに注目しました。

このICでググってみると、どうやらちょっと前に流行った「中華アンプ」と呼ばれるデジタルアンプによく使われていることが分かりました。しかも値段はVolt+を海外から買うのと同じか安いくらい。

だったら中華アンプを日本で買ったほうがいいのでは?と思い、Volt+を買う案は立ち消えになりました。

色々なアンプ用ICを使ったアンプが存在

それで中華アンプについて調べ始めたところ、大きく分けて3つの会社のICを使っている製品があることが分かりました。

  • Tripath
  • TI
  • STMicro

ネット上の評判はどれも悪くないようですが、TripathのTA2020というICを使ったものが特に評判がいいようです。ブラインドテストでは何百万もするマーク・レビンソンというメーカーのアンプに勝ったこともあるとか(リンク)。

このTripath、今はCirrus Logicという会社に吸収されてしまっているそうで、今出ているアンプは在庫を使っているか、中古のアンプからこのICだけ取り外して使っているとか。

TA2020の出力は20W@4Ω/10W@8Ωと決して大きいわけではありません。が、私の環境では十分すぎる出力です。HD-AMP1もほとんど9時以下でしたし。。。

ちなみに、大出力が必要な方はSTMicroのTDA7498EというICを使っている製品であれば160Wとかの出力が得られるようです。

FX-AUDIOのFX202Jを購入することに

TA2020を搭載しているデジタルアンプは多数あるようです。
どれを買うか迷うところですが、FX-AUDIOというところが日本での情報も充実していてよさそうでした。

そこで、FX-AUDIOのFX202Jという製品を買うことに。価格は7,000円ほど。

FX202Jは発売当初は大人気で売り切れが続出したようですが、現在では安定して在庫があるみたいで、普通に買えそうです。

(追記): 今は後継のFX202Aになっているようです。

このFX202Jは電源が別売りです。電源といってもACアダプタなのですが、12V出力でDCプラグ5.5mmx2.1mmのものが適合するようです。Amazonで適当に選んだら1,000円もしませんでした。デジタルアンプは電源が大事、という意味ではこだわるべきなのかもしれませんが、まずはお試しで。。。

届いたらレビューしたいと思います。

(追記): 届きました!

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