近年ではスマホで音楽を聴く文化が定着しましたが、やはり本格的なオーディオ機器で聴く方が音質は良いことも事実です。iFi audioが発表したZEN Blueはそれらの架け橋となるオーディオ機器です。
全Bluetoothコーデックに対応したハイレゾ・ワイヤレス・ストリーマー
このZEN BlueはBluetoothをアナログ音声出力及びデジタル音声へと変換するオーディオ機器です。
iFi Audioはハイレゾ・ワイヤレス・ストリーマーと呼んでいます。
HWAを含むハイレゾ規格のコーデックに全対応
「ハイレゾ」とついているだけあって、ハイレゾ対応のBluetoothコーデックに対応しているのがポイントです。
対応しているコーデックは以下になります。
メーカー | コーデック名 |
– | SBC |
Apple | AAC |
Sony | LDAC |
Qualcomm | apt-X, apt-X HD |
Huawei | HWA |
HuaweiのHWAに対応しているのが珍しいところですが、これらすべてに対応しているというのも珍しいです。
上の写真では中央のiFiロゴが緑になっていますが、このLEDが受信しているコーデックによって色が変わるそうです。ちゃんとどのコーデックで音楽再生しているのかわかるのは素晴らしいです。
アップデートで新規コーデックに対応も可能
このZEN BlueはQualcommのQCC 5100というSoCを搭載しています。
このSoCは受信感度が良いのも特徴なのですが、さらに無線経由でのファームウェアのアップデートが可能となっています。
このため、新しいコーデックが将来的に出たとしてもアップデートでそれに対応できる可能性を持っています。あくまで「可能性」ですが。
バランス出力とデジタル出力にも対応
さらにオーディオを意識しているところではアナログ出力がバランス出力に対応しています。
バランス出力は左端のミニプラグ経由での出力となっており、XLRへの変換ケーブルも用意されます。なお、この端子にヘッドホンを直接接続することは禁止されています。
DACには定評のあるESS社のものを使用しているそうです(型番は不明)。
アナログはRCA出力もあるほか、デジタルは同軸と光の両方に対応しています。
価格は18,000円、2019年10月18日発売
ZEN Blueは定価18,000円で2019年10月18日に発売されるそうです。
スマホですべての音楽を管理したいという欲求はありながら、現実的にはオーディオ機器用と分けているケースは多々あるかと思います(私もそうです)。
このZen Blueを使えばその垣根を越えて一元管理ができるかもしれません。
欲を言えばWiFiにも対応してAirPlayとかDLNAに対応してくれるとさらに良いのですが、そこは将来の製品に期待したいところです。
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