Aoide DAC II (WINGONEER DAC II) を購入したのでレビュー DSD Native再生ができる格安 I2S DAC

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アマゾンから発売されたEcho Link Ampを中心としたオーディオ環境を構築するため再度Raspberry piでの音楽環境を構築することにしました。とはいえ、それほど高級でないEcho Link Ampに高いDACをあわせるのも。。。というわけで探したのがAoide DAC IIです。

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安いのにDSD Native再生が可能

このAoide DAC II、結構安いのにDSD Native再生ができてしまうところが特徴です。

使用しているDACはESSのES9018K2Mです。このDACはマランツのNA6006に搭載されていたりそれなりに定評のあるDACです。

このDAC自体は384kHz/32-bitのPCMやDSD256が再生できるDACです。なかなかRaspberry piのI2S DACでDSD再生できるものは少ないんですが、このDACは専用ドライバを組み込んだVolumioが公開されており、これを使うことでDSDのネイティブ再生が可能です。

AmazonではWINGONEER DAC IIという名前で売られています。基板の下に”AOIDE DAC II”と書かれているのが見えるかと思います:

かなり貧弱な包装で到着

注文するとすぐに届くのがAmazonの良いところです。が、届いたのは1重のプチプチ+チャック袋に入ったDACでした:

もちろんこの外には段ボール箱が入っているわけですが、他のものと一緒に入っています。とりあえず壊れてなさそうでよかったです。

基板の右下にはDSD256, 32bit, DXD384という記述があります。これらに対応しているということでしょう。素晴らしい。

基板の左下には赤外線リモコンの受信素子が取り付けられています。リモコンでの制御が可能なようです。これはぜひ試してみたいと思います。

また、右上にはクロック素子がとりつけられていますが、これをより高精度なTCXOに変えることが可能なようです。これも可能なら試してみたい。

裏面はシンプルです。

端子としてはRCA端子とヘッドホン出力があります。ヘッドホンはTIのTPA6133A2で駆動されているそうで、インピーダンスの低いヘッドホンでも駆動できるとか(25~120Ω対応だそうです)。

Raspberry piに取り付けて電源を入れると緑色のLEDが光ります。これで通電が確認できるようです。

DSDのネイティブ再生には専用ドライバが必要

このAOIDE DAC、DSDのネイティブ再生など、スペックのすべてを出し切るには専用ドライバ必要です。

Raspbian用のドライバも用意されていますが、お手軽にやるならこのドライバを組み込み済みのVolumioのイメージをSDカードに焼くのが良いです。

Aoide DAC II用ドライバ組み込み済みVolumioのSDカードへの書き込み方法

イメージはこちらのHPからダウンロードできます

基本的には最新のものを使っておけばいいかと思います。私は

Volumio2.555-2019-02-20-pi-aoide.img.gz

を使いました。

公式のVolumioに比べるとバージョンが低い点には注意です。 現時点で  2.572 という2つ新しいバージョンが公式にはあるようです。

ともかく、イメージがダウンロードで来たらこれを解凍します。たとえば7-ZIPを使えば解凍できます。解凍すると.imgという拡張子のファイルができます。

次にこのイメージをSDカードに書き込みます。私はこちらのWin32 Disk Imagerを使いました。 使い方はこちらなどを参照してください。

書き込み終わったらこれをRaspberry piに刺し起動するだけです。

(追記): ちなみに、ドライバのみをインストールするスクリプトもメーカーから提供されています。これを使ってみたのですが、Volumioの場合は再起動後にエラーが出て起動せず、Moode Audioの場合はドライバインストールはできるけど音が出ませんでした(選択リストに出ない)。

Volumio側の設定方法

次にVolumioの設定を行います。有線LANをつないでおきます。

そして、パソコンやスマホのブラウザから”http://volumio.local”にアクセスします。するとセットアップのウィザードが現れますのでここは指示通りにやっていきます。無線LANの設定も可能です。

そして、ウィザードが終わったら歯車マークを押し、プレイバックオプションを選びます。



その中の「オーディオ出力」を見るとVolumio ESS 9028QMになっているかと思いますので、これを変更します。”DAC Model”を”Aoide DAC II”にし保存を選びます。するとVolumioが再起動されます。この再起動が終わらないと「出力デバイス」にAoide DAC IIが出ません。

次に同じメニューの下の「プレイバックオプション」を確認します。DSD Playback ModeがDSD DirectになっていればDSDネイティブ再生OKです。ちなみにDoPだと音が出ませんでした。

実際にDSDを再生してみた

ここまで設定できたらDSDを再生します。

こんな感じでDSDが再生されます。これだけだとDSDで再生されているのかわかりません。そこで、SSHでログインしてhw_paramsを見てみました。

rateが352800というPCMではあまりないような数字になっているのでたぶんDSDで再生できているかと。

最初は音切れしていた

ちなみに、最初再生した時音楽が時々途切れる音切れが発生していました。

試しにrpi-updateでファームウエアアップデートしたらVolumio自体が起動できなくなりSDカードを焼き直すことに。。。

でもそのあと音切れはなくなったのでファームウェアが更新されて何かよくなったのか、それとも最初は何やかんやセットアップが走っていて重かったので解消されたのか。。。

とりあえず結論は謎ですが、rpi-updateをやってみて、SDカード焼き直すのもヒットつの手かとは思います。。

解消しておらず、たまになります。DSDの時しか出ないような気がするのですが。。。原因を解析中です。

(追記): その後、いろいろ試した結果、なぜかCPUの周波数を落とすと音切れが出なくなりました。CPUのgovernorをpowersaveにしています。なぜだろう。。。

音質はスッキリ系だけど音の質感がある感じ

気になる音質は。。。良いと思います。

メーカー製のオーディオ機器のように濃い音を聞かせる感じではありませんが、スッキリ系の見通しのいい音を出してくれます。でも、繊細過ぎるということはなく、しっかりと楽器の質感が聞こえます。

この値段にしては良いんじゃないでしょうか。珍しくDSDもダイレクト再生できますし。

ボードの価格自体も安いのでちょっと試してみるのもいいかなと思います。

追記:専用ケースも買ってみました

意外と気に入ったので専用ケースを買ってみました。日本では売っていないのでAliexpressでの購入です。

しっかりした作りの金属製ケースです。見た目も質感も悪くありません。熱がこもるかと思いきや、金属製だけあって、ちゃんとボードの熱を伝えてくれている感じです。

専用ケースだけあってAoide DAC IIのインタフェースの完璧な位置に穴があいています。

microSDカードスロットにもアクセス可能です。

電源をつけるとこんな感じです。ボード上の緑色LEDがやたらとまぶしいなぁと思っていたら、このケースをつける前提だったのかもしれません。この状態ならちょうどいいです。

また、金属製ということで無線LAN(WiFi)の感度への影響が気になっていましたが、意外なことにこのケースがあってもなくても接続速度は変わりませんでした。開口部が結構あるので問題ないのでしょうか。

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