Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexaはドックに立てておくことでAlexaモードとなるのですが、同時に充電もされます。バッテリーの寿命を考えると100%でずっと保つのはちょっと気になるところです。Android 9 Pieへのアップデートで対応したバッテリー保護モードをONにするといいかもしれません。

Lenovo Tab P10 with Amazon Alexaに関するレビュー等の記事は以下のカテゴリを参照ください:

100%に保つのはリチウムイオン電池には負荷が大きい
高容量で軽量なリチウムイオンバッテリーは非常に便利なのですが、長く使っているとだんだんと容量が減ってきます。
この要因には2つあるといわれています。
サイクル劣化

1つはサイクル劣化といわれるものです。これは充放電を繰り返すことで引き起こされる劣化で、ある意味使っていればしょうがないものです。

保存劣化
もう1つは保存劣化といわれるものです。これは満充電に近い状態で保管することにより引き起こされる劣化です。満充電に近いほど電圧が高くなり、それによりリチウムイオンのセル内の化学変化が促進されて劣化します。
Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexa は保存劣化の影響が大きい?
普通のスマホやタブレットであれば使っているうちに放電されますので保存劣化による劣化は顕著ではないかもしれませんが、Lenovo Smart Tab P10 with Amazon AlexaはAlexaモード(Showモード)で使おうとするとドックに立てる必要があり、そうすると常に充電されるため、保存劣化の影響が大きそうな気がします。
Android 9 Pieへのアップデートで登場したバッテリー保護モード
このことにはLenovoも気づいていたのか、先日のAndroid 9 Pieへのアップデートでバッテリー保護モードが追加されました。
他社ではいたわり充電とか言われる機能です。
設定→電池に行くと「バッテリー保護モード」という設定が追加されています。

このバッテリー保護モードの設定をONにするとバッテリーの充電が60%で止まります。これによりドックに乗せっぱなしにしていても保存劣化を抑えることができ、バッテリー寿命を延ばすことができます。

この機能をONにするとステータスバーにバッテリー保護モードが有効であることが表示されます。
充電されなくてもShowモードは使える
充電されていないとShowモードは使えないのかと思いましたが、問題なく使えました。
ただ、たまたまかもしれませんが、Showモードにしてしばらくたつと黒画面に時間が出る画面が出ず、黒画面になっていました。バッテリー消費を抑えるためでしょうか?
当然、バッテリー駆動時間は短くなる
この機能をONにすると当然ながら60%までしかバッテリーが充電されないので、バッテリー駆動時間が短くなります。
しかしながら、私を含むAlexaモードを目当てに買った人はこのタブレットを普段ドックにおいて置き、必要な時に外して使うという使い方をするでしょうし、バッテリーの持ちはそこそこいいので、60%もあれば十分な気がします。
不要な充電は抑えて長く使いたい
スマホやタブレットを買い替えるタイミングの1つにバッテリーの劣化があります。
このタブレットはものすごく高性能ではないですが、ディスプレイ付きスマートスピーカーとしてもタブレットとしても使えるのは非常に便利です。
できるだけ長く使うにはこの設定で不要な充電をおさえて長く使いたいものです。
(追記): これもたまたまかもしれませんが、バッテリー残量が60%以上でバッテリー保護モードを有効にすると、ドックに刺しておいてバッテリー残業が60%を切っても充電されないような気がします。まあ、「60%以上の時は充電しない」なのでそういうものかもですが。。。
コメント