アップルのiPhoneやiPadにはヘルスケアと呼ばれるアプリがインストールされており、自分の健康状態を一括して管理できます。これまでガーミンのコネクトアプリからは安静時心拍数が連携できなかったのですがアップデートでできるようになりました。
安静時心拍数とは
安静時心拍数はその名の通り、人間が落ち着いているときの心拍数のことです。
この心拍数、心臓の健康状態によって変わるため、安静時心拍数を毎日確認することは長期的な健康状態の確認につながります。
また、短期的にも風邪をひいたりストレスを受けると上がるため、日々の体の調子を客観的に確認するのにも役に立ちます。
バージョン4.22から利用可能に
この連携機能はバージョン4.22から利用可能になったようです。
アップデート後にアプリを立ち上げると以下のような画面が表示され、ヘルスケアアプリからヘルスケアアプリに安静時心拍数データの書き込みの可否の設定が表示されます:
これを許可するとヘルスケアアプリ側に安静時心拍数データが渡され、ヘルスケアアプリからその値が確認できるようになります。
残念ながら過去のデータについては同期が取られないようです。。。
ヘルスケアアプリで健康状態の一括管理が可能に
安静時心拍数はコネクトアプリでも見れていたのに、連携できることで何ができるようになるのでしょうか?
ガーミンのConnectアプリがどちらかというと運動関連のデータを重視しているのに関し、ヘルスケアは健康に関するデータをより広範囲にカバーしています。
色々なデータが記録可能
たとえば、血圧、呼吸数、体温:
体重や体脂肪率、BMI:
さらには血糖値などの専門的なデータも記録できます:
もちろんConnectアプリで対応している睡眠や運動の記録も可能です。
このようなデータを1つのアプリで一括して管理することで自分の健康状態をしっかりと把握できるようになります。
最近はやりのマインドフルネス(瞑想)も
健康を把握するだけでなく、より健康へと近づくことも可能です。
アプリ内にマインドフルネスの機能があり、行った時間も記録できます:
意外と多くのデータが自動的に記録できる
このように多くのデータに対応しているヘルスケアプリですが、手動でも記録できるのですが、自動的に記録と計測を行ってくれる機器があります。
体組成計は意外と安くなっており、試してみるのもいいかもしれません:
血圧や体温は普通のものに比べれば高いですが、手動で記録するのが億劫でないかどうかというところでしょうか:
さすがに血糖値のような専門的なデータに関してはないようです。
まだ専門的な診断は不可能
まだヘルスケアアプリのデータからiPhoneが自動的に健康状態を診断してくれるような機能はないようです。
将来的にはこのようなデータを利用してAIが診断をしてくれるようなことになるのでしょうが、現状ではまだまだのようです。
海外ではその走りとしてアップルウォッチに搭載された心電図機能で心臓発作の兆候を見つけたりできているようですが、日本ではSpO2センサーですら解禁されていない状態。。。
せっかく機能はそろっているのだからそれを活用できるようにしてほしいものです。
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